063

 真夏、アリゾナの気温は摂氏40度に達する。

 ただし日本のように湿度がそこまで高くないので日陰であれば何とか過ごせる。

 俺たちは庭先にある大きな木の陰に入っていた。

 じりじりと照りつける西日の熱から逃れるだけで随分と楽だった。



「ほら、怒ると怖いけど実は優しいんだよ! 脚も早くて力も強いスーパーガールなんだ! 僕と同じくらいの背丈だからお話してても首が疲れないの! とっても仲良し!」



 家族を前にして。

 突然に始まった、張り切り過ぎたリアム君の怒涛のクラスメイト紹介。

 その場にいる誰もが彼の熱心な雰囲気に気圧され、言葉のまま紹介されていた。



「彼女はね、いつも僕と居てくれるの! 僕のこと気にかけてくれて力づけてくれるんだ! 僕の1番候補かな。おかげで寂しいって思うことはほとんどなかったんだ!」



 その言葉に少し恥ずかしそうに身体をよじるジャンヌ。



「それでね、こっちが武くん! ほら、高天原学園に入って、とっても優しそうな人がいるって書いたじゃない? その人!」



 俺を手のひらで示しながら彼は続けた。



「すっごいんだよ、武くん! こんな優しいのに、入学したばっかりの頃に先輩と手合わせして勝っちゃうんだから!」



 まるで我が事のように自慢している。

 そんなに持ち上げられるとくすぐったい。



「おっちょこちょいで、いっつも怪我しちゃうんだけど、日本人らしく慎ましくて努力家。頭も良いから僕に勉強を教えてくれるんだよ! 尊敬しちゃうよね!」



 こう・・・彼が抱いている俺たちへの想いが赤裸々に語られる。

 まるで胸の内のすべてを明かすように。

 不思議な感覚だった。



「ね、お父さん、お姉ちゃん。僕の自慢の友達だよ! 他にも友達がいるけどもふたりが僕のステディなんだ! 高天原学園に入ってからの、いちばんの宝物!」



 誰も口を挟むことがなかったその友達紹介。



「だからね! だから・・・」



 彼が数歩前に出て、お父さんとお姉さんに手をかけたことで終わりを告げる。

 ずっと力強かった彼の言葉が風にかき消されるように弱くなっていく。



「もう、僕、大丈夫だから。寂しくないから・・・」



 向日葵のような笑顔を曇らせて。

 その手を優しく添えて撫でるように。



「ぐすっ・・・ずっと、逃げてて・・・ごめんなさい・・・」



 跪き、懺悔するかのように謝罪を漏らし。



「お、父さん・・・お姉ちゃ・・・うう・・・どうか、安らかに・・・」



 弔いを投げかける。

 ぽたりぽたり、と。

 熱い雫が黒光りする墓石を濡らした。

 


「ううう! うええええええぇぇぇ! お父さ、お、姉ちゃん! ええええぇぇぇぇ!!」



 彼の慟哭が少しずつ赤くなる空へ吸い込まれていく。

 俺もジャンヌも、ただただ、声を押し殺して頬を濡らすことしかできなかった。

 一陣の優しい風が彼の栗毛色の髪をゆるやかになびかせていた。



 ◇



「よく寝てるよ」


「そう。良かった」



 夜、グリーン邸宅にて。

 泣き疲れ眠ってしまったリアム君を、彼の部屋に寝かせて。

 リビングでようやくひと息つこうとしたところだ。

 そこはシミュレーターで見た光景と同じくアンティークな部屋だった。


 俺とジャンヌと、グレースさんという短い金髪の、ほっそりとした壮年の女性が向かい合ってソファーに座っていた。

 彼女はずっと主の居ないこの家の管理をしていたという。

 昼間、俺たちを出迎えて裏のお墓へと案内してくれたのもこの人だ。



「改めまして。リアムを支えてくださり有難うございます」


「いえ。こちらこそ突然の訪問ですみませんでした」


「長旅でお疲れだとは思いますが、私から・・・説明をさせてください」


「お願いします」



 皆の前には淹れたての熱いコーヒー。

 その湯気の向こうでグレースさんは静かに目を閉じて語りだした。



 ◇


 ・・・

 ・・・・・・


 グレースさんはフェニックス生まれ。

 15歳を過ぎて成人したとき、彼女は家族から独立する。

 新居近くの家の家政婦として仕事をしながら高校へ進学することにしたそうだ。


 その近所の家というのがグリーン家。

 大学教授だったバート教授の姿を間近から見ていたグレースさんは、バート教授の研究に興味をもつようになった。

 そうしてフェニックス大学へ進学して彼の研究室に属し、いよいよ研究を始めるという時期に事件が起きた。

 ふたり目の子供、つまりリアム君を出産したバート教授の奥さんが難産で亡くなったのだ。


 バート教授に残されたサディとリアム君のふたり。

 グレースさんはふたりの面倒を見るため足繁くグリーン家へ通うようになった。

 学位を取得し准教授まで昇格してもグリーン一家とは深く変わらぬ付き合いのままだった。

 

 リアム君の誕生から15年が過ぎた。

 バート教授はAR値の高いリアム君を相応の教育機関に入れることにしていた。

 『人類の救世主になる』と、彼が世界戦線で活躍することを期待して。

 その進学先に北米のトゥランではなく、日本の高天原を選んだことを彼女は不思議に思っていた。


 そして今年の3月。

 リアム君が15歳の誕生日を迎え成人し、いよいよ高天原学園へ通うというころ。

 ふたたび痛ましい事件が発生した。


 リアム君が進学準備で外出していたとき、バート教授の自宅の工房が爆発した。

 爆弾教授プロフェッサー・ボンバーと揶揄されるくらいに小規模な爆発を繰り返していたバート教授。

 だけれども小屋ごと大爆発するような事故は起こしたことはない。

 グレースさんによれば、そういった大規模な爆発が起きるような資材や器具はいっさい無かったそうだ。


 その事故に巻き込まれたのはバート教授とサディ。

 即死ではなかったため緊急搬送された病院にて。

 ICUで消えゆく命を繋いでいたふたり。

 先に駆けつけたグレースさんは大惨事症候群よりもひどい状況だと聞いて、もう先がないことを悟っていた。

 遅れて駆けつけたリアム君に彼女は状況を説明しようとした。

 ところがリアム君はショックのあまりその説明の言葉を受け付けなかった。


 数日間、リアム君は家族に会うことを拒否したままだった。

 彼は大好きな家族の死に目に会う勇気が持てなかったのだ。

 彼のあまりの無気力状態に、このまま新たな事故・・に遭うのではないかと彼女は恐れた。

 以前、バート教授が「私に何かあったらリアムを最優先に考えてやってくれ」と言っていたことを思い出したグレースさんは、リアム君の目を見て諭した。



「リアム、貴方は今、将来への大事なときです。私がふたりの側に付き添います。バートもサディも、貴方が高天原学園へ行くことに期待し、胸を膨らませていました。貴方は日本へ行くべきです」



 そう彼女は説得した。

 無気力なリアム君は言われるがまま旅路につき、日本へ向かったという。


 ・・・・・・

 ・・・


 ◇



 場の空気が重すぎた。

 俺もジャンヌも言葉を出すことはもちろん、コーヒーに口をつけることもできなかった。

 そんな中、グレースさんは話の区切りを示すよう冷めたコーヒーに口をつけていた。



「・・・彼は日本へ留学した後、ずっと私からの連絡を拒否していました。ところが、あるとき彼から手紙が届いたのです」



 そう言って彼女が取り出して見せてくれたのは便箋の束。

 国際郵便で届いたリアム君からの手紙だった。



「リアムはバートやサディが生きていると信じていました。このように、学園であったことを語りかけるかのように綴っていました」



 見れば英語だった。当然か。

 読めないジャンヌのため、俺は訳せる部分を呟くように世界語に訳した。



 ――お父さん、お友達ができたの! 武くんっていう日本人。面白くて優しい人なんだ! でも魔力が流れちゃうと失神しちゃうの。可愛いよね!


 ――いつもジャンヌっていうフランス人の女の子と過ごしてるの。お人形みたいにお世話したりしてくれてさ。僕、子供じゃないのに!



 それを耳にしたジャンヌは・・・肩を震わせ声を押し殺して涙した。

 昼間の彼の、俺たちの紹介と重なったのだろう。

 俺も目頭が熱くなっていることを自覚した。



「ああ、神よ! 懺悔いたします! 私はリアムに真実を伝えることができなかった。これを伝えてしまったなら、あの出発前の抜け殻のようだった彼がどうなってしまうのか。想像するだけで私は真実を書く勇気を持てなかった!」



 グレースさんはソファーから床に膝をつき、祈るように両手を重ね、地面に伏した。



「私はリアムを騙し続けました! バートもサディも、もう居ないというのに彼に手紙の返事を書き希望を持たせてしまった! そうして目の前のおふたりまで悲しませてしまったのです! どうか、どうかお許しください!」



 彼女はわっと声をあげて泣いた。

 俺とジャンヌもまた、その彼女を涙ながらに見守ることしかできなかった。

 そんな優しさから生まれた罪を誰が責めようというのか。

 この場に満ちた悲しみの潮が引くには、あまりに時間が足りなかった。



 ◇



 翌朝、夜明け前。

 白んだ空にまだ涼しい乾いた空気。

 結局、一睡もできなかった俺は庭の木の下にある墓石へと足を運んだ。


 昨日は気づかなかったけれど。

 この墓石、けっこう古い。

 そうか、リアム君のお母さんもこの下にいるのか。

 3人分の名前が刻まれた石碑に、真新しいバート教授とお姉さんの名前がある。

 俺は改めて黙祷を捧げた。

 彼が、リアム君が元気でやっていること。

 弱虫だけれども情に厚く、好奇心旺盛で明るく、いつも助けられていること。

 俺たちと仲間として、友達として、家族として過ごしていること。


 家族を人から褒められると嬉しいもの。

 きっと彼らもそうだと思い、こうして伝えようと思った。


 その清廉な静寂に遠慮するかのように。

 少しの振動と僅かなピピピ、という呼び出し音。

 俺のPEが着信を知らせる音だ。

 確認すると・・・相手はソフィア嬢。

 メッセージで送ってきたのは時差を考慮してだろう。

 俺は内容を見た。



「・・・!?」



 そして衝撃を受ける。

 まさか・・・!?

 俺はその巡り合わせに絶句した。

 そんな俺を、陽光が東の空から突き刺した。



「武くん!」


「・・・リアムか。おはよう」



 顔を出したばかりの朝陽は眩しかった。

 その眩い光に包まれ、リアム君がやって来た。



「おはよ! ごめんね、心配かけちゃって」


「良いんだよ。少しはスッキリしたか?」


「うん。お陰さまで」



 そう返事をする彼の口調は少し大人びていた。

 その顔を見ると、目は腫れているものの穏やかな笑みを浮かべている。

 彼は俺の横まで歩いてくると墓石の前に屈んだ。

 陽光を反射し墓石が眩しく輝いている。



「僕ね・・・ずっと怖かったんだ。ここに来るのも、お父さんとお姉ちゃんがいないのを受け入れるのも」


「そりゃ、な。パンドラの箱を開ける勇気なんて持ち合わせてるほうが珍しい」


「ジャンヌと武くんが一緒だから来られたんだよ」


「弱さと向き合ったのはリアムだ、よく決断できたと思うぞ。もっと誇って良い」


「あはは。うん、僕、頑張ったよ!」



 はにかむリアム君。

 ・・・うん、やっぱり子供っぽさが抜けた感じだ。

 ラリクエゲームではなかった展開に俺も事態の把握ができなかったけれど。

 彼は間違いなく、この冷酷な現実と向き合い一步を踏み出せたのだ。



「あのね、僕、これに呼ばれたんだ」



 リアム君が俺に見せてくれたのは一組の腕輪。

 シルバーで炎の装飾がごてごてとついたもの。

 ・・・シミュレーターの中で、お姉さんの部屋で目にしたやつだった。



「腕輪に呼ばれたって?」


「うん! これ、お母さんの形見なんだ。子供の頃からずっとお姉ちゃんが持ってたの」


「ふうん・・・長いこと人の手にあるものは念が籠もるって言うからな。見せてもらっても?」


「うん、どうぞ」



 リアム君はその腕輪を手渡してくれた。

 ずっしりとしたそれは、何かしら特別な意味があるように思えた。

 ・・・ふと、腕輪の内側に文字が彫ってあるのが見える。



―― 最愛の我が子よ 幸多からんことを ――



「・・・なぁリアム」


「どうしたの?」


「お前の・・・お母さんの両親の名前って知ってるか?」


「うん。フェイリムお祖父ちゃんと、ミアお祖母ちゃん」


「・・・高天原学園の大先輩なんだってな、そのふたり」


「え!? そうなんだ?」



 さすがに知らないか。

 死因を知ってれば学園に進学するなんて考えなかったかもしれない。



「高天原学園、第1期生。新人類フューリーとして世界中の戦線を支えた、俺たちの大先輩だ。アトランティスが人類に役立つ遺跡だってのを解明したのも彼らだ」


「わお! そうなんだ! お祖父ちゃんもお祖母ちゃんもすごい!」


「ほんとにそう思う。たださ、いちばん最初なんて勝手がわからねぇだろ? 犠牲になった人も多かったって。だから・・・大先輩たちは死を悟ったときに使うよう授けられた魔法があんだよ」


「どんな魔法?」


「今は使われなくなった魔法。魂を冒涜から守るための禁断の魔法。いつか誰かが自分の魂を連れ帰ってくれることを期待して、アクセサリに自分の魂を封じ込める魔法だ」


「・・・なんだか怖いね?」


「ああ、身体を捨てるわけだからな。でも誰かに持って帰ってもらえれば、いつか家族や肉親に会えるかもしれない。そのまま魔物を相手に命を落とすよりは良かったんだ」



 ・・・そう。

 奇しくもわかってしまった、ブレイブ・ハートの起源。

 あれは自らの魂が、いつか家族の元へ帰ることへ期待して封印したものだ。


 世界戦線黎明期。

 先達はその尊い命を文字どおり世界人類に捧げた。

 その痕跡がブレイブ・ハートなのだ。

 だが自殺に近いその魔法は倫理的に禁忌とされ、存在それ自体が問題視された。

 そしてそのノウハウ、その事実でさえ機密事項となった。


 それから30年以上の歳月が流れた現在。

 パンゼーリ博士がそれを知らずに研究に使ってしまったのも致し方ないこと。



「なぁリアム。シミュレーターで覚えてること、俺たちの約束の他にないのか?」


「うん、ひとつだけあるよ。誰かに『いつも笑顔で』って言われたこと! とっても暖かい声だったよ」


「そう、そうだよな・・・」



 俺は墓石に跪いた。

 そうして、バートとサディの名前の上の薄汚れて読みにくくなっていた部分を手で擦る。

 そこにはリアム君のお母さんの名がある。

 鮮明になった碑を俺は読んだ。


――ルーラ・クラーク・グリーン

――愛すべき絆とともに ここに眠る


 ・・・。

 あの、ブレイブ・ハートの主は。

 きっとここに眠る子に会いたかったのだ。


 だが偶然にも、シミュレーターの中で我が子の忘れ形見がその想いを受け取ってしまった。

 だから融合するにも融合できず、あの緩慢な幸せの時間を作り出していた。

 呼び起こされた精神がそのうちに消滅してしまうまでの短い間だけの、束の間の幸せを。


 ・・・。

 遣る瀬無い。

 だけれども。

 きっとその本懐は叶ったのだ。

 その残滓をここに届けることができたのだ。



「お母さん、お父さん、お姉ちゃん。僕、ひとりになっちゃったけど、ひとりじゃないんだよ! もう新しい家族がいるんだ!」



 リアム君は俺の隣で屈んでそう言うと、そのまま俺の腕に抱きついた。



「だから皆で待っててね! 僕、きっと頑張ってくるから!」



 リアム君のその言葉に。

 俺はまた、目頭が熱くなっていくのを感じた。

 だから俺は祈った。



 フェイリム、ミア。

 あなた方の子は幸せになり、ここに眠っています。

 ルーラ。

 あなたは両親にも夫にも子供にも、これほど愛されています。

 バート、サディ。

 あなたの愛した家族は立派に巣立っていきます。

 彼が世界人類のために活躍する様を見ていてください。

 その一端を俺たちが手助けしていきます。

 どうか、安らかに。



 祈りのあと、リアム君に目を向けると彼はにぱっと俺に微笑みかけてくれた。

 その栗毛色の眉も、琥珀色の瞳も。

 いつも俺に向けてくれているその表情はやたらと眩しかった。

 彼が持つ銀色の腕輪がきらりと朝日に輝いていた。



 幻日に囚われていた家族への想いは、この朝陽にさらされてようやく解き放たれたのだ。



 ◇



■■ ソフィア・クロフォードから京極 武へのメッセージ ■■



――親愛なる武様へ

 早い時間のメッセージ送信、失礼いたします。


 ご依頼いただいたことが存外に早く調べられましたので、取り急ぎ概要をご報告いたします。詳報は後続のメッセージをお読みください。


 高天原学園に在籍していた両親から生まれた『ルーラ』なる人物は1名のみ該当しました。ゆえにその方の記録を入手して調査は終了いたしました。


 結論から申し上げると当該人物は既にお亡くなりになっております。あの・・タイミングでご依頼されたのは、この方・・・だからでしょうか。


 後段の注釈部は追加調査を行いますので、学園にて報告をさせてください。


         ――貴方の愛する公爵令嬢より



■概要

 姓名:ルーラ・クラーク・グリーン

 生年月日:2165年2月21日

 没年月日:2195年3月10日

  

 父親:フェイリム・クラーク (高天原学園 第1期生)

 母親:ミア・クラーク (同上)


 両親共にアイルランド系の血筋。

 日本で出生後間も無く、父親、母親ともにアトランティス探索にて消息を断つ。

 3か月後、父親はブレイブ・ハートとして発見された(※1)。

 母親は消息不明のため規則により死亡判定を下される。

 その後、親族に引き取られ米国で育てられる。


 アリゾナ州フェニックスで育ち18歳でバート・グリーンと結婚。

 2191年、第一子サディを出産。

 2195年、第二子リアムを出産。

 第二子出産時、医療事故により死亡(※2)。

 享年30歳。


 2210年3月10日、夫バート、第一子サディともに自宅敷地にて事故死(※3)。

 同年4月、第二子リアムは高天原学園へ進学。


※1 当時、世界戦線に立つ新人類フューリー向けに魂抽出ソウル・スティールという魔法が秘密裏に教えられていた。死期を悟ったときに自らの魂をアクセサリ等に封印し誰かが持ち帰ることを期待した魔法で、これにより作られたアクセサリや宝石を「ブレイブ・ハート」と呼ぶ


※2 当時の医療水準で出産事故により死亡する可能性は極めて低く、人為的なものと推定される


※3 公的記録では事故だが、状況証拠を見る限りでも彼の研究を狙った身を喰らう蛇ウロボロスに暗殺された疑いが強い。上記の医療事故を含め、追加調査を要す




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