047

【どうすんだよこれ・・・】



 昼過ぎ。

 部屋に戻った俺は、念入りに鍵を閉めて唸っていた。

 まさか戦闘能力皆無の固有能力ネームド・スキルを引くとは。



【くっそ、想定はしてたけどほんとにゴミだったよ・・・】



 俺の心象世界って・・・。

 確かにラリクエのAVGパートは選択肢を選びまくったよ?

 ほぼ全部試したんじゃないかってくらい。

 だけどこれは無いんじゃない?

 後半のRPGパートの内容はどこいったよ。

 むしろ後半がラリクエの真髄だと思ってるくらいなのに。

 俺のラリクエのイメージって選択肢なのかよ。

 こんだけ苦労してきたのにひでぇ仕打ちだ。


 ・・・いやまぁ前半のAVGパートもドキドキ感あって面白いんだけどさ。

 ラリクエでラリるのは前半だからな。

 みんな大好き恋愛ゲーム!



【ってそうじゃなくて!!】



 この能力、ことAVGパートに関しては最強の固有能力だよ?

 なにせ相手の考えていることがわかるし、ある程度の方向性を指示できそうな感じだし。

 だけどこのままじゃRPGパートになった途端、俺は至近距離専用固定砲台と化す。

 大多数の知性が低い魔物相手じゃ選択肢も何もない。

 こんなんクリア不能だろ。

 


【・・・あれ?】



 これで良いんじゃね?

 俺、もともと自分の能力がゴミだったケースで想定してたじゃん。

 つまり主人公同士をラブラブにすりゃ最終的に俺は戦わなくていいはず。

 当初の想定通りじゃん!


 高天原に入ってから苦労して戦闘能力を確保しようとしてたけれど。

 それは数ある選択肢や可能性を少しでも高めるため、だったはず。

 やっぱり俺はモブ以下のザコだったんだよ!

 もうすっぱり俺が戦う方向性は諦めよう!

 死なない立ち回りができりゃ十分だろ。

 うん、そう考えれば既定路線に戻ったってことだ。

 第一、俺、どう考えても主人公っぽくないし!

 主人公に混じったらゲーム売れなくなるじゃん。

 パッケージにモブ載せたらダメだよ!


 それに主人公たちに活躍してもらい、ラブラブしてもらったほうが尊いもの拝めて幸せじゃん!

 よし、俺はもうザコだ! ゴミクズだ!

 あいつらが先頭で戦って活躍できるよう、暗躍すんぞ!

 そう割り切ると少し気分が楽になった。



【しかし・・・胸糞悪ぃ力だ】



 この能力。

 あのクソ玉・・・誓約の宝珠みたいに相手の意思を束縛、改竄することができると思われる。

 正直、俺も相手に使われたら神経を疑うし信頼度はガタ落ちだ。

 最強が故に、最悪の能力でもある。

 使うなら絶対に知られちゃなんねぇ力だぞ、これ。

 小説で催眠アプリとかあったけど、お試しでも使える奴は頭がおかしいからな。


 ・・・。

 ・・・。

 使うの? この力。

 あいつらを裏切る、のか?

 俺を信頼し慕ってくれるさくらやレオンを・・・。

 ・・・。

 ・・・。

 俺の頭を過ぎる。

 さくらの花が咲いたような笑顔が。

 レオンの凛々しく口角を上げた横顔が。



【ちっと・・・きつい】



 くそっ。

 なまじ一緒の時間を過ごしすぎたよ・・・。

 距離を置くって頭にはあったけど・・・決断できねぇ。

 なんでここまで絆されてんだよ、俺。

 絆されて良いのってストーリーに影響がない人だけじゃんよ。

 だから香を選んだんだろうに。



【・・・覚悟を決めろ、俺!】



 これが雪子の元へ戻る唯一の方法なんだ!!

 俺は今から操作する人プレイヤーになる!

 主人公たちあいつらはゲームの中のキャラクターだ!

 住む世界が違うんだよ!!


 あああ、でも・・・。



 ◇



 コンコン・・・。


 コンコン・・・。



「・・・うぇ!?」



 ノック音!? これはさくらだ。

 うわ、真っ暗だよ!

 今、何時!?


 くそ、あのまま寝ちまったのか。

 考えなんて整理できてねぇよ。

 俺は慌てて明かりをつけた。



「ごめん寝てた! 起こしてくれてありがとう! ちょっと待って!」



 考え込んでも仕方ねぇだろ、俺。

 あいつらとの約束をぶっちしてんぞ。

 ずっと待ってたんだろうに・・・悪いことしたな。


 顔を洗おうと鏡の前に行くとまた酷い顔をしていた。

 あ~あ、こりゃ何か言われんな。

 5月からずっとこの調子だよ。

 ちょっとだけ時間を空けるかなぁ。



【さくらだよな? ごめん、後で行くからって皆に伝えてくれ】


【・・・わかりました】



 ドア越しに返事をもらい安心する。

 蛇口を捻り水で顔を洗う。

 冷たい感触が頭を覚醒させ思考を現実へと引き戻す。



【はぁ~・・・現実、なんだよな。これ。何が探究者クアイエレンスだよ。要らねえよ】



 ・・・そうか。

 固有能力を使わないという選択肢もある。

 つまりAVGをチートな探究者クアイエレンスなしで、自力で乗り切る。

 ああ、それは良いな。

 それなら変な後ろめたさもない。

 この固有能力は保険として意識しときゃいいか。


 うん、気が楽になった!

 顔色も・・・少しマシになったか。

 時間は? げ!? 19時40分だと!?

 俺、どんだけ寝てたんだよ!!

 メシ! メシを食いそびれる!


 俺は慌てて鍵を開けた。

 がちゃり。



「武!」


「武さん!」


「武様!」


「武くん!」


「タケシ!」


「武さん」


「どわぁ!?」



 開けると目の前に皆の顔。

 というか一斉に声を出すんじゃねぇ、びっくりしただろ!!

 なんで全員いるんだよ!



「な、なんだよ、お前ら! 揃いも揃って!」


「それはこちらのセリフよ。待ってても来ないから来てあげたのよ!」


「あれ、心配だから皆で行こうって言い出したのジャンヌだよね?」


「ちょ、リアム! 余計なこと言わなくて良いの!」



 どこかで聞いたようなやり取りを目の前に呆気にとられる俺。

 え? 心配してたって?

 部屋に籠もってうんうん唸ってただけなんだけどな。



「武さん、調子はまだ悪いのですか?」


「え? えっと・・・」



 さくらに問われて状況を把握していく。

 そりゃそうか。予定時刻になっても来ない。

 安定化は終わっているはずなのに、と。

 そこで何かあったと想像するほうが自然か。



「まぁ・・・色々とあってな。疲れたから寝てたんだよ」


「まだお顔色が良くありませんわ」



 ソフィア嬢が俺の額に手を当てる。

 ひやりとした手が気持ち良い。

 ・・・って、ナチュラルに触るんじゃねぇ。

 他の奴らも顔を覗き込んでくる。

 なんだこの距離感。近いって。



「お熱はなさそうですの」


「今日は疲れているのだろう。また日を改めよう」



 レオンが皆を促す。

 ああね、俺を気遣ってるんだろうよ。

 待ちぼうけさせちまったのに良い奴すぎるぜ、お前ら。


 ・・・。

 こんなん、裏切るってほうが無理だろ。

 やっぱりこいつらに探究者クアイエレンスなんて使えねよ。



「武くん。ほら、晩ごはん持ってきたから! あとで食べて」


「あ、ああ。ありがと」



 トレーごと持ってきたリアム君。前科があるから恐る恐るメニューを見る。

 料理はおにぎり3個と漬物とサラダ。

 これリアム君チョイス? 信じられねぇんだけど。



「結弦が選んでくれたんだよ!」


「食べ辛かったらすみません」


「いやこれで大丈夫。これが良い。ありがとう」



 調子悪そうなやつの部屋食におにぎりなんて、満点近い選択だろう。

 ラーメン持ってくる奴に選ばせなくて正解だよ!



「みんな、心配かけてごめんな。ありがとう」



 俺は素直に謝り、感謝した。

 彼らのほっとした表情を見て自然と言葉が出たからだ。

 その後、レオンが促してすぐに解散となった。

 俺は大人しく部屋に戻り、おにぎりを食べた。


 ひとり、頭を整理しながら。

 なぜだか鼻の奥がツンとした。

 おにぎりの塩が効きすぎている気がした。



 ◇



 固有能力ネームド・スキル

 新人類フューリーが使える具現化リアライズ能力で最も強く発現する。

 そしてその個人の独特の役割を果たす。

 発現後はこの能力を徹底的に鍛えモノにする。

 それが鉄則。でないと宝の持ち腐れだ。


 翌日、具現化の授業時間。

 聖女様とまた個室で話をしていた。

 固有能力とは、という話を改めて確認していたところだ。



「なぁ聖女様。この能力を使わなくても良いのかな?」


「え?」



 使うべし、と話をしていたところでいきなりな俺の発言。

 さすがの聖女様も驚いていた。



「それはお勧めしないよ。その力は必ず意味がある。天啓まで受けたんだから」


「・・・その、天啓ってなんだ?」



 聖女様は少しだけ考える素振りをして。

 俺を一瞥するとそっぽを向いたまま話し始めた。



固有能力ネームド・スキルはその人をかたどる力。適性だけでなく、その人の心理的、社会的な背景までも含めて発現するの」


「・・・」


「そういう個人の隅々まで知り尽くしたうえで付与される。それも何者かの声がそれを告げる」



 あの・・声ね。



「声がするということは意志があるということ。しかもその声は皆が同じ声を聞くという」



 え、そうなの?

 あの声、世界共通なんだ。



「それゆえにその存在を神と言う人もいるよ」


「神・・・」


「この聖堂の組織は宗教組織ではないの。信奉するものは白の魔力だけ。けれどもひとつだけ崇拝の対象にしているものがあるわ」


「・・・」


「それがその声。我々は世界の意思と呼んでいるよ」


「世界の意思?」


「そう。個人に与えられる力でさえ、その配剤であると信じているの」



 何やらきな臭い話になってきた。

 俺は典型的な20世紀生まれの庶民の日本人だ。

 宗教なんて信じないし冠婚葬祭でしか使わない。

 盆休みに喜び、年に2回墓参りする。

 釈迦の誕生日や命日はスルーしてクリスマスケーキは食べる。

 その程度の人間だ。

 だから宗教なんて言われても信じない。


 ・・・のだが。

 今現在、俺自身が異次元、いわゆる奇跡の真っただ中にいる。

 次元を超えた何かの意思に弄ばれているのだ。

 あの声がそうだと言うなら、アレは神じゃない。

 意地の悪い管理者や道化の類だ。

 だって転移させんならチート特典つけんだろJK!!

 この能力がチートだって言うなら後半にも役立つようしろっての!!



「つまりその意思に俺が言葉を授けられたなら従うべき、と」


「そう。天啓を耳にした事例は過去に一度だけ」


「え?」



 話したやつがいんの?

 アレと?



「その声を聞いたやつってのは?」


「カサンドラ=マクニール。この聖堂組織を立ち上げた人物ね」


「ほー。そいつはその声になんて言われたんだ?」


「――巡る世界の守護者たれ――、と」


「・・・巡る世界の守護者、ねぇ」


「それゆえに聖堂に所属する者は人を助ける使命を負うの」



 う~ん。

 セリフだけ聞くなら、俺の内容もそうだけど中二病全開。

 でも大真面目に取り扱っているのだから捨て置け無い。

 そのカサンドラってヤツも守護者になるべく聖堂を立ち上げたわけだし。



「ああ、聞いておいてなんだけど。そういう教義とか、俺に話しちゃって良かったの?」


「うん。貴方は天啓を授かったのだから、もうカサンドラと同じ扱い」


「!?」



 え? 俺、教祖?

 やめてよそんなの。

 俺は高天原の学生でいたいんだけど。



「ちなみにさ、カサンドラって何を具現化リアライズしてたんだ?」


物語修復リジェネーション・ストーリー。戦いや事故で傷を負ったり死んでしまったりした人を、完全に元に戻す力よ」


「え? 完全に?」


「そう。ただし・・・効果のある人と、ない人がいた。何故かわからないのだけれど」


「・・・」



 そんなん名称どおりだろ。

 つまりラリクエの物語根幹に関わる者がドロップアウトしたならそれを救う。

 モブ以下は対象外、と。

 きっと言葉だけ聞くと「人生=物語」と解釈して誰でも回復できるように思えたんだろう。

 ・・・これが素直に想像できる俺は外の世界の人間だから、だろうな。



「天啓は聖堂の教義と同義。貴方が聞いた天啓は道標となるの」


「げっ・・・!?」



 やっぱり教祖扱いかよ!?

 止めて! これ以上、俺のやろうとしてることを邪魔しないで!!



「貴方の聞いた言葉。――閉ざされし世に新たな道を示せ――。つまり聖堂は世の変革に手を貸すことになるわ」


「ちょ、ちょっと待て! 急にやること変えなくても良いんじゃねぇか!?」


「そういう天啓があったからだよ」



 この言葉をそのまま実行するとか、テロリスト集団に成り下がるようにしか思えねぇよ!



「そもそも俺が言われただけだろ! 聖堂がやる必要ねぇじゃねぇか!」


「う~ん・・・」



 俺の言い分がとおったのか聖女様が黙った。

 よし、押し込んでおこう。



「断っておくけど。俺は聖堂には属さねぇし協力もしねぇぞ」


「うん、わかってる。ただ天啓があったという事実は報告したいの。良い?」


「・・・まぁ。聖堂にこうやって具現化リアライズを教わってるわけだし。報告くらいなら好きにしてくれ」


「ありがとう。悪いようにはしないから」



 無表情ながら聖女様が頭を下げて謝辞を示した。

 凛花先輩と同じように考えてたけど、この人、この支部のお偉いさんなんだよな。

 そりゃ報告義務とかある。

 俺の面倒を見てもらってんだし、そんくらいは許容範囲だ。



「ところでさ」


「うん、なに」


「約束して欲しいんだ。俺の能力、他言しないでほしい」


「うん。これも仕事のうちだから守秘義務は当然。貴方は聖堂の所属ではないし」


「それで。実は昨日、この能力が何かちょっとわかった」


「ほんとう?」


「ああ。ある意味、ヤバい力だったから・・・」



 俺が信頼できる人で、相談に乗ってくれる人。

 聖女様の立ち位置がまさにちょうど良い。

 主人公連中を知っていてかつ彼らにあまり関わらず、俺をよく知っている。

 だから俺は聖女様にこの能力を明かして相談しようと決心した。



「クアイエレンス。これ、相手の意思に干渉する力だ」


「意思に干渉する?」


「ええと・・・AVGアドベンチャーゲームってわかる?」


「ええ。とても好物」



 だよね! そんな気がした!

 SっぽいのとかMっぽいのとか、絶対、その手のゲームに手を出してるよね!?

 時代を超えて、くっ殺とかありそうだし!



「なら話が早い。ゲームで選択肢のウィンドウって出るじゃん? 能力を使うとあれが出る」


「え?」


「で、選んだほうに相手の意思が動く。たぶん」


「・・・」



 聖女様が呆気にとられている。

 さすがに意外すぎるよね。俺もだよ!!



「実は昨日、最後に能力を使ったんだ」


「え? いつ?」


「最後に『今日はここまでにしよう』って言っただろ。あんとき、俺が選んだ」


「・・・ちなみに選択肢は何だったの?」


「ひとつは『お腹すいたなぁ。切り上げてきつねうどんを食べよ』だった」


「・・・うん。他は?」


「もうひとつが『安定化めんどいよぅ。早く終わらせて・・・』」



 ばん! と聖女様がいきなり机を叩いた。



「うお!?」



 びっくりすんだろ!?



「よくわかった。もういい、言わなくても」


「あ、ああ・・・」



 ・・・内容的に言われたくないのはわかるけどさ!

 無表情ながら怒気なのか何なのか、顔がほんのり紅い。

 これ、もしかして恥ずかしいのかな? ちょっと新鮮。

 でも前にやった言葉責めのほうが恥ずかしいじゃん。

 どこに琴線があるのかよくわからねぇよ。



「でさ。俺は普段、この能力を使うつもりはないんだけど・・・使えるようにはしておきたい」


「安定化を手伝うのね。良いわ、もともとそのつもりよ」


「話が早くて助かる」



 良かった。これで固有能力の訓練はできる。



「・・・でも、私が迷ったりしていないときに能力を使うとどうなるのかしら」


「さぁ? そういうところを含めて実験とかしたいんだよ」


「そう。なら、私と1対1のときは自由に使っていいよ」


「え?」


「ただし。使った場合は必ず教えて。どうなったのか」


「わかった」



 選択肢の内容を含めて能力を検証しねぇと使いこなせねぇからな。

 この訓練を許容してくれる聖女様に感謝だ。


 ・・・で。

 許可があるなら早速、使ってみようと思った。

 この不思議能力を把握しておきたいし。



探究者クアイエレンス



 ディアナを思い浮かべて口にする。

 ぱきん、とセピアの世界がやってくる。

 うん、発動はこれで良いんだな。


 聖女様の前へ表示されるウィンドウに腰掛けるディアナ。

 また選択肢を指さして俺に選べとアピールしている。

 さて・・・いきなり使われた聖女様はどうなるのか。

 

――カイン様のことばれたのかな。聞いてみよう。

――やはり自由に使わせるのは危険。取り消そう。


 ・・・。

 まぁ、ね。俺も似たようなことを考えると思うよ、これ。

 そして考えが読めてしまうことがやはり恐ろしい。


 上だよな。今後のことも含めて。

 そう意思決定をすると、ぱきんという音を残してセピア色の世界が消えていく。



「ねえ。わたしが昨日考えていたこと、わかる?」


「・・・カイン様(ぼそ」



 ばん!

 また唐突に机を叩く聖女様。



「うおっ!?」


「よくわかった!」


「驚くから叩くのやめて!?」



 なんで俺のほうが驚かされてんだよ。

 あ、そういえば。



「なぁ聖女様。また今、使ったんだけども。俺が能力を使ったのはわかった?」


「ううん。そう、発動の動作なども無効化されるのね」


「・・・なんだそれ」



 ご都合主義すぎるこの固有能力。

 発動は誰にもわからないって?

 やっぱ恐ろしいよ、これ。



「それで今、発動したのね? 私は質問するか、止めさせるか考えていたよ」


「ああ、うん」


「自分で聞いてみようって思ったから聞いたのだけれど。これが貴方の意思だとはわからないわ」


「・・・なぁ、ほんとうに聖女様で訓練していいのか?」


「うん。他に適切な訓練対象もいないよね」



 そうは言うものの。

 結局、この日はこれ以上、発動させなかった。

 知り合いに使うのは人権を踏みにじっているようで、俺の心が耐えられそうになかったから。




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