034

 高天原の体育館は張り詰めた空気に支配されていた。

 身動きのできない者たちは舞台上の出来事を見守るしかない。

 そこに彼らの運命を左右する者たちが対峙しているのだから。



「多勢に無勢と言いたいところだが。僕も味方はいるのだよ」



 アルバート先輩が指を鳴らすと後ろから数人が姿を現した。

 おいおい、典型的な悪役やってんじゃねぇよ。


 そうか下級生なら言うことを聞くんだもんな。

 さきほどまで演舞していた部活の第一人者、2年生たちが4人並んだ。

 見たことがある人、大撃部のマッチョ先輩や全銃部のテロリスト先輩もいた。



「君たち遠慮することはない。彼らは傷を受けても宝珠による加護で死ぬことはないのだから」



 俺たちを前に少し躊躇していた2年生にそう言い聞かせている。

 良いことを聞いた。

 つまりこちらも全力でやれるというわけだ。



「聞いたなお前ら。遠慮は要らねえってよ」


「時間をかけるだけ不利か、初見のうちにやるぞ」


「フォーメーションAですね」


「了解ですわ!」



 レオンの指示で俺たちは鏃のように並ぶ。

 フォーメーションA、速攻の突撃陣形だ。

 後方に控えている2年生もいる。今、目の前の人たちだけじゃない。

 だけれども具現化リアライズを使える人数からして不利だ。

 被害を受ける前に終わらせる!



「具現化の力を思い知るがいい!」



 アルバート先輩がそう言うと2年生たちは武器を具現化した。

 マッチョ先輩は破城槌のような3メートル近い巨大な柱。

 テロリスト先輩はスナイパーライフルのような銃。

 3人目の女・・・ツインテール先輩はボウガン。

 4人目の男・・・モヒカン先輩はサーベル状の剣。なんでこいつだけ世紀末ヒャッハー風なんだ。


 対するこちらは昨日と同じ武具。

 皆にはまだ祝福ブレスの効果が残っている。

 戦意は申し分ない。あとはどれだけ早く戦闘不能にできるかだ。

 パワーだけあっても技術がなければ駄目だということを示してやる!



「さくらはテロリスト先輩を。俺と結弦でモヒカン先輩、レオンとソフィアがマッチョ先輩で行くぞ」


『はい』


『よし!』



 先輩たちが構える。

 誰かが動き出せば事態が展開する。

 始動前のじりじりとした緊張が肌を焼いた。

 ・・・この間に俺は練気する。すう、くら、とん。

 俺はいつでも全速力で飛び出せる準備をした。


 先制の動きを見せたのはツインテール先輩。

 ボウガンを構えこちらに狙いをつけている。

 そこだ!


 俺は全力で飛び出した。

 距離にして30メートル。

 短距離なら数秒もかからない。

 俺の予想外の突出に隣りにいたモヒカン先輩は対応できない。


 ツインテール先輩は迷わず俺にボウガンを射出した。

 緑色の軌跡を描いて矢が鋭く飛び出す。

 俺は左腕に魔力を流し防御状態を生成する。

 それを眼前に構えてボウガンの矢を受け止めた。


 ばちぃぃぃ!


 電線に虫が触れたときのような痺れる音。

 緑と白の綺羅びやかな火花が飛び散る。

 俺の腕は・・・よし無事だ! 何ともない!



「えっ!?」



 ツインテール先輩が驚愕の表情を浮かべていた。

 まさか具現化の矢を弾いて突進できると思っていなかったのだろう。

 完全に虚をついた俺は遠慮なく右腕に込めた丹撃で彼女の腹部に一撃を加える。



「きゃああ!」



 ばちんという音と短い悲鳴とともに全身が痺れたのかその場に崩れ落ちるツインテール先輩。

 丹撃が入ったんだ、これで動けなくなるはず!

 よし! まずはひとり!



「ひゃはぁ!」



 俺の背後から気合とともにサーベルが振り下ろされた。

 避けられるタイミングじゃない!

 このまま受ける!


 ばしぃぃぃぃん!


 強めに魔力を込めた左腕の防御。

 軽い!

 レオンの一撃と比べれば雲泥の差だ!



「あぁ!?」


「隙だらけですよ!」



 完全に俺へ意識を向けていたモヒカン先輩のすぐ横から。

 時間差で突出した結弦が渾身の居合を放った。


 どぐっ!



 「ひぶ!!」



 腹部にめり込む抜刀。鈍い音がした。うぇ痛そう!

 あ、ちゃんと逆刃の刀になってる。さすがに流血沙汰にしたくないよね。

 その遠慮が吉と出るか凶と出るか。

 果たして深めに衝撃を受けたモヒカン先輩も崩れ落ちた。

 さすが結弦だ。



「ぐわ!?」



 やったと思った次の瞬間、銃声とともにテロリスト先輩の悲鳴が聞こえた。

 見ればさくらの射った矢が左腕に刺さっていた。

 うわ、痛そう・・・。あれじゃ銃は構えられないな。

 銃声は恐らく暴発。

 手を離れた時点で具現化が解けて消えていた。

 さくらも恐ろしいほど正確だ。狙いを許す前にやったんだな。



「おおおおお!」


「はああああ!」



 続いて聞こえた気合の応酬。

 そちらを見るとレオンがカリバーンでマッチョ先輩の破城槌を迎え撃つところだった。


 バリバリバリバリバリ!!


 横薙ぎにぶつかりあった赤と赤。

 ダイヤモンドカッターで金属を切断しているかのように飛び散る魔力の残滓。

 俺とレオンの対決もあんな感じだったのか。

 そう思ったところですぐに状況に変化が訪れた。


 ばっしぃぃぃん!!


 カリバーンが破城槌を真っ二つにしたのだ。

 折れて空中を舞った部分は赤い粒子として霧散していく。



「許せ先輩!」



 レオンの一声とともにカリバーンがマッチョ先輩目がけて振り下ろされる。

 残った部分の破城槌で受けようとするも、カリバーンはそれを豆腐のように両断しながら先輩の頭上に振り下ろされた。


 え!? 人間にアレを!?


 ばちばちばちばち!!


 カリバーンはマッチョ先輩の身体を突き抜けて舞台へ振り下ろされた。

 地面を大きく抉っていることからその威力を伺い知れる。

 両断されたマッチョ先輩は・・・あれ、両断されてない。

 宝珠の結界の力か?

 それでもダメージは受けたようで、マッチョ先輩は悲鳴もあげずその場に倒れた。



「素晴らしい切れ味ですわね。わたくしの出番がありませんでしたわ」



 後詰として構えていたソフィア嬢が感想をひとこと。

 これで第1陣は倒した。

 幸先良いぞ。

 俺たちはふたたびアルバート先輩と対峙した。



「くくく、どうやら一筋縄ではいかないようだ。ショーとして申し分ない! 次だ!」



 負け惜しみだけでお前は何もしないのかよと突っ込みたい。

 すっかり悪役のアルバート先輩が合図するとまた4人が前へ出てきた。


 知っている人は・・・あれは炎撃部でお世話してくれた魔女っ子帽子先輩。

 木製の杖を持って三角帽子。見た目から魔女っ子してる。

 次に貫刺部で俺が話を聞いた女の先輩。うわ、鎧も着てる。本気だよ。銀鎧先輩だ。

 彼女の具現化はレイピア、片手刺突剣。もしかしてあの盾も具現化してるのか?

 それから男、西洋人だろう口髭が立派な斧槍ハルベルトを持った人。

 ジャンヌの先輩か。あの時は見なかったな。髭先輩でいいか。

 最後は刀斬部であろう太刀を構えた男。なんか髪がぼさぼさじゃん。

 仕官先探してんのかよ。この人は浪人先輩だな。



「ぬしらの戦い方は見た。先程のようにはいかぬよ」



 浪人先輩が宣言する。

 それに呼応して魔女っ子帽子先輩が魔法の準備を始める。

 その前の3人で守るように立っている。

 なるほどこちら同様、陣形を組んだか。


 後衛1人に前衛3人。

 動かないならやりようもある。



「フォーメーションCだ、俺が回る!」


『了解!』



 魔女っ子帽子先輩の魔法が完成する前に俺は動き出した。

 フォーメーションC、散開陣形だ。

 的を絞らせない戦法である。

 俺に続いて4人もそれぞれ別方向へと走り出した。


 俺は先輩たちの側面に周り込み彼らの注意を逸らす。

 いちばん距離が近い浪人先輩が俺に向かって来た。



「ぬしも具現化を使うようだがわしの菊一文字は止められんぞ!」



 俺に追い縋ると太刀を俺に向かって振り下ろしてきた。

 その切先を強化した腕で受ける!


 ばちばちばちばち!


 くっ!?

 相殺か! 口で言うだけある!

 受け続けると魔力消費が激しそうなので俺はいったん受け流した。



「やるのう! じゃが遊ぶ時間はない。刀の錆にしてくれる!」


「あんたも被害者かもしれねぇが、唯々諾々と状況を受け入れてんじゃねぇぞ!」



 浪人先輩が連撃で迫る。

 それを俺は飛び下がって避ける。

 浪人先輩の気を出来るだけ引き付ける。

 そろそろか? よし!


 俺はタイミングを見て浪人先輩の側面に回り込む。

 目で追えて身体もついてきている。さすが浪人先輩。

 見た目でだけでなく実力もある。



「ぬしとは試合形式で手合いたかったのう!」


「そりゃ光栄!」



 浪人先輩はまた力を込めた一撃を繰り出してくる。

 俺は正面からそれを受ける!


 ばちばちばち!


 ぐっ!

 やっぱり重いな!

 痛みは感じないけれど太刀の魔力にぐいぐいと押される。



「ごめんあそばせ!!」


「ぐぬぅ!?」



 そうして俺と競り合っている横からソフィア嬢の一撃が浪人先輩に刺さった!

 エストックが利き手の右肩を貫く!



「すまねぇな先輩! 俺たち負けるわけにはいかねぇんだ!」


「不覚! 同じ手を許すとは・・・」



 がらん、と浪人先輩は手に持っていた菊一文字を落とす。

 太刀はそのまま緑色の残滓となって四散していった。

 彼は両手を挙げて降参の意を示した。



「ソフィア、よくやった!」


「武様の陽動のお陰ですわ!」



 言葉で互いに労う。

 目の前の脅威が去ったところで気の入った声が聞こえてきた。



「やぁ! そこ! 次!」


「当たりませんっ!」



 その掛け声とともに周囲が明るく光る。

 魔女っ子帽子先輩が炎の魔法を何度も放っていたのだ。

 その先にはさくら。

 距離を離して炎を躱していた。



「遠的はこうです!」


「きゃっ!?」



 魔法が途切れた合間にさくらが放った矢が魔女っ子帽子先輩の帽子を貫く。



「私のお気に入りを!! 許さないから!!」



 穴が空いてしまった帽子を拾い、怒り狂った魔女っ子帽子先輩。

 彼女の周囲に赤い魔力が集まるのが見えた。

 かなり強い魔法を使うようだ。



「逃げられないわよ! 火炎嵐ファイアストーム!!」


「きゃぁ!?」


「さくら!!」



 逃げるなら逃げられないようにするってか。

 一陣の風となった炎の嵐がさくらの逃げ回っていたあたり一面に広がった。

 汎用能力コモン・スキルの魔法だけど上位のものだったはず。

 さすが部活の第一人者。

 だが俺はさくらが逃げ切っていると信じていた。



「どう!? 思い知った!?」


「甘いです!!」


「え!? きゃぁ!!」



 魔女っ子帽子先輩は炎の中から飛び出してきた矢に脚を貫かれた。

 そうして屈み込んだところに追撃で飛んできた矢に、今度は杖を持った右手の甲を貫かれていた。



「痛い痛い! 降参、降参よ!」



 悲鳴をあげて負けを認める魔女っ子帽子先輩。

 実際に刺さっているのを見るとやっぱ痛そう・・・。

 火炎嵐は赤い粒子となって消え、その中に平然と佇んでいるさくらの姿があった。


 そう、彼女が平気だったのは祝福ブレスの副次効果。

 魔力同士が相殺する効果が生きたのだ。

 祝福には簡易的な魔法防御シールドが効果もある。

 範囲は広いけど弱めの魔法だったからこそ使えた防御手段だ。

 これで祝福は十分に役割を果たした。


 こちらの決着がついたと思ったところで、甲高い声が耳を突く。



「この! 避けるな! はっ! えい! やっ!」


「・・・!」



 銀鎧先輩の突きを無言で躱し続けているのは結弦。

 すげぇな、身体強化なしでアレを躱せるのか。

 どんだけ動体視力と反射神経が良いんだよ。


 抜刀の構えをしたまま銀鎧先輩の隙を探している。

 そして大きく突いて来たところを見切り、その懐に潜り込んだ。



「えっ!?」


「ふっ!」



 結弦が抜刀し銀鎧の上から切りつけた!


 ばちぃぃぃぃぃん!


 え!?

 虎徹が止められた!

 あの銀鎧も具現化だって!?



「残念でした!」


「!?」



 銀鎧先輩は真下で逆に隙を晒した結弦目がけ、レイピアを振り下ろした!

 ばばっとバックステップで直撃を躱した結弦。

 だけれども彼の肩口から胴にかけて一線の斬撃跡がついており、血が流れ出していた。



「ほら降参なさい。その深手は放っておいたら危ないわよ」


「・・・多いのは手数だけでなく口数ですか」


「!? 生意気ね! 貴方に勝ち目はないのよ!」



 再び突きの連撃を繰り返す銀鎧先輩。

 結弦は再度、その猛攻を躱し続ける。

 だが結構な傷だ、ほんとうに放っておいたら動けなくなる。



「未熟な1年生は大人しく先輩に従ってなさい!」


「それを決めるのは1年生自身だ!!」


「!?」



 大人しい結弦が大声をあげた。

 目を見開き怒りの表情で銀鎧先輩を威嚇している。

 その剣幕に圧され、銀鎧先輩が怯んだ。



「四の型!」



 その隙を結弦は見逃さなかった。

 猛然と懐に飛び込み、さっきと同じように胴へ斬りつける!


 ばちぃぃぃん!


 衝撃が銀鎧に吸収される火花が煌めく。



「同じ手を・・・!?」



 再び真下にいる結弦目がけてレイピアを振り下ろそうとした銀鎧先輩。

 その視線の先に結弦の姿は無かった。



「ぎゃっ!!?」



 その次の瞬間、銀鎧先輩の後頭部に結弦の一撃が入っていた。

 脳震盪を起こしたのか崩れ落ちる銀鎧先輩。



「龍頭返し!」



 軍配は結弦にあがった。

 すげぇよ、脇を切り抜けてさらに回転してもう一撃だ。

 天然理心流てんねんりしんりゅうの技は華麗すぎる。


 俺が感動していたのも束の間、彼は膝をついた。

 慌てて駆け寄った。



「大丈夫か!?」


「ええ、平気です、と言いたいところですが。すみません、ここでリタイアします」


「十分だ、よくやってくれた。休んでくれ」


「最低限で申し訳ありません。足を引っ張らないうちに退場します」


「物理武器で具現化を使う先輩をふたりも倒したんだ、誇って良いぞ!」


「はは。振り返りはぜんぶ終わってからにしましょう。ではこれで」



 そう言うと、他のリタイアした先輩と同様、彼は場外へ降りていった。

 ふらふらとしているその様子は、ほんとうにギリギリだったのだろう。

 彼を見送ったところで横から激しい魔力衝突の音が響いてきた。


 ばちばちばちばち!


 赤と茶の花火が飛び散る。

 レオンのカリバーンと髭先輩の斧槍が激突する音だ。



「あとはお前だけだぞ!」


「なに、順に倒せば良いだけだからな」



 カリバーンの間合いよりも長い斧槍。

 それで牽制されては、いくら威力勝ちする大剣とはいえ攻め切れない様子だった。



「レオン!」


「手出し無用だ!」



 彼を援護しようと俺たちが集まったところをレオンが制する。

 正々堂々に拘ってる状況じゃねぇんだけど、あいつはあいつで頑固だからな。


 さらに何度か打ち合ったところで仕掛けたのはレオン。

 強めに弾いたタイミングで槍の間合いに一気に突っ込んだ。

 当然にそれを読んでいた髭先輩。

 斧槍を一気に引き戻した。

 あ・・・前に鎌槍でジャンヌがやられていた攻撃か!?

 レオンの後頭部を狙って斧部分が迫る!



「レオン!?」



 だがレオンはそれも読んでいたのだろう。

 後頭部にカリバーンの柄の部分を当ててその攻撃を防いだ。


 がきぃ!


 鈍い音がして槍が止まる。

 その一瞬でレオンがカリバーンを手放し一気に髭先輩に迫った。



「なに!?」


「飛べ!」



 そのままレオンはタックルをして髭先輩を全力で押し飛ばした!

 彼の体躯で勢いをつけて当たられてはたまらない。



「うぐぉ!?」



 髭先輩は数メートル吹き飛ばされ、舞台の端まで転がった。

 レオンはその髭先輩に追い縋る。

 両者とも武器を手放したのでそれぞれ魔力として霧散していた。



「チェックメイトだ!」


「ぐ・・・降参だ」



 そうしてレオンが髭先輩の傍に佇んでいたときには、手に大剣ツヴァイハンダーが握られていた。

 そうか、最初に持っていた武器をあそこに突き刺してあったのか。

 どっかで見たような詰み方だと思いながらも彼の白星に安堵していた。



「さすがですわ、レオン様」


「二番煎じなど面白くもないだろう」


「実践できんのがすげぇぞ! よくやった!」



 2連戦目も俺たちが制した。

 よし、この程度なら倒しきれる。

 そう期待を含んで口角も上がった。



「あとはあいつだけか?」


「終わらせましょう」



 俺たちは4人でアルバート先輩の前に迫った。

 遠巻きに見ていた彼は相変わらず気に入らない笑みを浮かべていた。



「このまま降参しねぇか?」


「くくく、良い余興だったよ。君たちの実力も知れた。これで最後の勝負としよう」


「まだやるのか」


「なに、君たちが足掻いても敵わないと示すにちょうどいい」



 そうしてアルバート先輩が合図すると、後ろから現れたのはひとり。

 もうそのひとりしか残っていなかったからだ。

 だけれども・・・。



「えっ!?」


「まさか・・・」



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