篠宮家訪問

「とにかく早く俺ん家に行くぞ」

「は!?なんでお前の家に行かないと行けねぇんだよ!」

勉強はどこでもできんだろ!例えば図書館とかカフェで良いじゃねぇか!

「良いから来い!」

篠宮は、俺の右腕を取っ捕まえて引っ張り始めた。

「俺は行くって言ってね〜ぞー」

クソっ!こいつ無駄に力が強えんだよ!俺が抵抗しても離れないとかどんな力だよ!?俺はそのまま抵抗できずに結局デケェこいつの家に為す術もなく連れて行かれたのだった。

「今日は親が居ないから泊まって夜通し勉強会だな」

は?今こいつ夜通しって言ったか?勉強を?無理無理無理!

「夜通しは嫌だ」

「そんなこと言われてもなぁ?お前の頭が悪いのが駄目だからするんだよ」

頭で考えるなんてことは喧嘩には不要なことだったから仕方ねぇだろ。

「それに俺はDomだからSubであるお前の世話をしたいんだよ。それにこれはさっき言ってたお仕置きでもあるからな」

そういうことなら俺には拒否権は無いのか…仕方ねぇ腹を括るか。俺は、自分の荷物をリビングルームの床に置いて観念して椅子に座ったのだった。

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