Play(プレイ)(篠宮視点)

俺は駿河の言葉を聞いて乾いていたDomとしての欲求が久しぶりに潤った気がした。俺は、Dom性の中でもかなり欲求が強い方のハイクラスなDomらしく

殆どのSubにコマンドが効く。Subにとっては恐ろしい存在の俺を望んでパートナーにする者はいない。だが…こいつは特別なのかもしれないな。

「Come(カム)」

俺はコマンドを使って駿河をこちらに近づかせた、先程とは違ってそのコマンドに顔を少し赤くして従順に従う駿河を見て俺はゾクゾクと興奮した。

「しのみやぁ…言われたことちゃんとできたから頭ヨシヨシして?」

さっきまでの態度と今言ってることの差がまるで別人のようだな、Playの効果は強いな俺のDom性が強いからもあるだろうが、俺は駿河の頭を右手で軽くヨシヨシと撫でてやった。

「へへ…嬉しい」

頭を撫でただけなのに駿河は、はにかんだ笑顔をみせた。

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