覚醒
「俺がSubなわけねぇだろうが!こんなにも強いんだぞ!この縄さえなければ今すぐにでもお前に殴りかかってやる!!」
俺のどこがSubに見えるんだよ、しかもこんな筋肉質の体なんか痛振って何が楽しいんだ?
「そうなんだ…残念だな〜。じゃあ俺と同じDomなんだ?」
「まだ検査結果が出てないから分からねぇんだよ!でも俺がSubとかぜってぇねぇから」
「ヘェ~そうなんだ〜」
クソッ!ニヤニヤした顔で俺のことを見やがって何がそんなに楽しいんだ。
「じゃあ試してみる?駿河がどっちなのか」
は?試すって何を試すんだよ、まさか…
「Kneel」
篠宮がそう言った瞬間に俺は犬のように地面にお座りしたいと思ったが縄で椅子に縛られていたため座ることが出来なかった。
「あ、ごめんね?縄を解いてないから座れないか」
篠宮は、俺の後ろに周りコブ結びされていた縄を手で解いた。
「じゃあ改めて……Kneelしろ」
篠宮が命令口調で俺にKneelしろ、と言った瞬間に俺は地面にぺたんと尻を付けて座ったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます