俺は強い
この世界には男、女とは別にダイナミクスと呼ばれる性別がある。Domと呼ばれるものは支配したい、お仕置きしたいという変態じみた欲求を持ち。Subと呼ばれるものは支配されたい、お仕置きされたいというこれまた変態じみた欲求を持っている。
もちろんこの俺、工藤 駿河は検査の結果はまだ出ていないがDomだと信じて疑わないなぜなら腕っぷしが強いからだ。喧嘩をすれば必ずと言っても良いほどの負け無しだ。今だって学校をサボって街を練り歩いて喧嘩を売ってくる奴がいねぇか探しているところだった。ちょうど良いところに前方から5人の柄の悪そうな男達が歩いて俺に向かってきた。
「ヨォ兄ちゃんこんな時間に学校はどうした」
後ろの4人を引き連れてリーダーの茶髪の男が俺に話しかけてきた強そうな奴等だ少しは楽しめそうだな。俺はワクワクと心を踊らせてリーダーの顔に向けて握りしめた拳を振るったつもりがスルッと横に交わされた。
「おいおい!いきなり殴り掛かるなんてよぉ?なってねぇガキだな!」
茶髪の男は俺の腹に向けて一発の重い拳を叩きつけてきた。この俺がクソ、ヤバい…倒れ…る。俺は初めて喧嘩をして負けたのだった。
気を失うと思った瞬間に男達は俺のことが弱いやら、〜〜に連れて行くかなどと俺の事を侮辱していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます