エリア3:シュヴァルトヴァルト (東)

エリア危険度:★★★☆☆


 「黒き森」の名を関する一大森林地帯。

 高層ビルの如き大木が地面を覆いつくし、限りなく成長を続けている。定期的に伐採や放火をして森林を破壊しなければ、森は際限なく広がっていくことだろう。

 全体的に暗く見通しが悪いうえに足場もよくない。遮蔽物も多く、地形を熟知しないうちは、遠距離攻撃はほぼ役に立たない。

 生態系も独特な進化を遂げており、毒を持つ者や周囲に同化する能力を持つものなど、一筋縄ではいかない敵が数多く存在することも、この地の探索を困難にさせている。


 また、場所によっては植物の生長があまりにも早いせいで、行きに通った道が帰りに失われているということも多々発生する。方位磁石も方向感覚も狂いやすく、迷子になれば帰還は絶望的となる。

 

【主な特産物】木材・薬草・染料・キノコ

【主な施設】伐採所・魔術士育成所


【リージョン】


エリア3-1:エルフの聖域

リージョン危険度:★★☆☆☆

 森人――エルフと呼ばれる原住民族が棲むエリア。彼らは基本的に、部外者に対して敵対的であり、不用意に立ち入ると問答無用で攻撃を仕掛けてくることもある。

 仮に攻撃されなかったとしても、彼らは大木の枝から枝を軽々と飛び移りながら移動するので、整備された道というものが存在せず、居住区域を訪れるだけでも一苦労である。

 彼らの住居は、ビルほどの大きさのある大木の幹をくり抜いて作っており、夜になると木々が一斉に輝く幻想的な風景を見ることができる。


エリア3-2:濃緑地獄

リージョン危険度:★★★☆☆

 ここ一帯は巨大な熱帯雨林であり、纏いつくような熱気と吐き気がするほどの濃密な緑の空気で満たされている。

 危険な魔獣や毒虫の存在もさることながら、時には植物自体が襲ってくることもあり、森全体が侵入者に対して牙をむいてくる。

 深刻な病原菌の温床でもあり、心身へのダメージは想像を絶するものがある。

 その一方で、希少な生き物や植物の宝庫でもあり、研究者やコレクターが未知の生物目当てに危険を承知で足を踏み入れることもある。


エリア3-3:神秘の隠れ家

リージョン危険度:★★★★☆

 森の奥深くには恐ろしい魔女が棲んでいるという。

 巨大な木々は幾重にも地表を覆い隠し、昼間でも太陽の光が届くことがない。

 魔獣の強さも常軌を逸しており、探索は常に命がけとなることを覚悟すべきである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る