郷愁の彼方 プロット全部出し
@bool
概要と第1話までの方向性
『郷愁の彼方』のプロット自体は『むこうがわ』最終話の時点で最後まで固まっていた。
原作との矛盾はできる限りなくしたいので、原作の展開次第では成立しなくなる可能性を孕んでいたが、幸い影響があったのは細かい設定描写ぐらいで大筋は一切変わってない。
(この投稿が完全に後出しなので変えてない証明はできないけど証明が目的ではないので好きに疑ってヨシ!)
そんな当時に書き溜めていたプロットと考えていたこと、投稿用の補足をまとめたのがこの文章。
もし現時点(公式展開がけもフレ3シーズン2第六章の時点)で動画化したとしてもここに記載したものと同じ内容になるので、動画化している部分まで見た上でどういうストーリーを辿っていくのかと想像した内容と一致するかどうかを楽しむ一助となれば幸いだ。
【物語を作るにあたって決めた方向性】
『むこうがわ』の主役はかばんと黒セーバルだが、『郷愁の彼方』の主役は黒セーバルとセルリアン女王である。
どちらも原作で明かされなかったミッシングリンクをIFストーリー・IFキャラクターを軸に描くことが目的。
『むこうがわ』ではアニメ版世代のキャラクターがネクソン版の世界へ訪問する話になるため、明らかに設定と矛盾していたかばん復活の理由付けがシナリオの焦点になった。
『郷愁の彼方』では逆にネクソン版時代のキャラクターがアニメ版の世界へ訪問する形になるので、訪問者である黒セーバルとセルリアン女王がシナリオの焦点になっていく。
特にセルリアン女王はこれまで舞台装置としての役どころが中心だったため、物語を牽引する存在にするためにその個性をより多く描写する必要がある。
主役であると同時にラスボスでもあるため、「なんでもアリ」のメアリー・スーとならないように強さや個性の理由付けは全て原作と『むこうがわ』で描写済みの要素に関連付けたものにする。
対となる黒セーバルは「なんでもアリ」を実現する性質のキャラクターになる。
これもやりすぎキャラとさせないために、彼女が起こす奇跡や進化はこれまで描写した彼女自身の思想に基づくもの(フレンズとして再び生きたい、再生する力)に留め、それ以外の奇跡や進化は他者(女王)の思想によって半強制的に引き起こされたものに区別する。(多くの場合、それは障害を排除する形をとる)
自然とアニメ世代のキャラクター達は登場させる数が多いことも相まって脇役・舞台装置の面が強くなる。原作アニメでは思想に関連付いた敵キャラが不在なので、そうした存在へのリアクションが個々を描写する鍵となる。
『むこうがわ』でヒトのフレンズへのリアクションが人間とフレンズによって大きく異なっていたのと同様に、フレンズのように会話できるセルリアンへのリアクションが個性を際立たせる機会になる。ラスボス戦を兼ねる都合上ハンターであるヒグマが最も多く描写することになり、主役のセルリアン2人に最も敵対する存在として矢面に立つ。
【郷愁の彼方 第一話までの女王】
・女王の思惑
女王は『むこうがわ』以前から黒セーバルの進化を促そうとしている。
『むこうがわ』で黒セーバルを誘導し、いわば思念の塊だった女王、かばん、黒セーバルともども現実の世界に復活させた時もその一環だ。
実質的な死者の蘇生とも言えるこの現象は、予想以上の成果だった。
女王は黒セーバルに大きな期待を寄せている。
女王は現実の世界に復活した後も、己の目的達成のために黒セーバルに刺激やストレスを与えて進化を促すつもりだ。
だがこのやり方はネクソン版や再現された世界での経験からして、アニマルガール達はそれを阻止しようとする障害になるのは明白だった。
特にネクソン版での戦いでは、最後に戦闘に特化した形態で戦ったにも関わらず数の力の前に敗北した。
現在の姿は戦闘向けとは言えないが、それでも障害の排除を実現できなければ目的の達成もできないのは明白だった。
そのために2つの戦法を編み出した。
・戦法1:上映
これまでセルリアンに食べられたアニマルガールの輝きが持つ願望を元にその願望を叶える世界を再現していたが、肉体を得ることでアニマルガールの脳内に再現世界を構築できるようになる。アニマルガールの意識は再現世界から戻れなくなり戦闘不能になる。
生命活動に支障はないものの眠ったまま目覚めないのでいずれ餓死する。願望を実現する再現世界での体験は現実と同等なので幸せなまま死を迎えられるだろう。
手で相手の頭に直接触れないと使えないのが弱点。
(セルリアンも露出したコアを叩かれたら一撃なのだし、今の女王の体だと普通に殴られただけでもかなりのダメージ負うのでフェアな戦いになるようにデザイン)
・戦法2:????
第二話のプロットに記載
第一話でキョウシュウのサンドスター火山から引き上げられた後、敵意が見られないフレンズ達を前にやりすごすこともできた。
しかし、この時代について最低限の情報しか持たず多くの不確定要素を抱えたまま障害の排除を成し遂げることは目的達成の必要事項に相応しいと判断。
自ら戦いの火蓋を切る。
第二話へと続く
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