第193話 人物紹介





・ルイス・エウロパ・オルメスト



御歳たぶん四十後半〜五十前半の現国王陛下。

バリバリ現役。


金色の短髪をオールバックにし、蒼く鋭い眼光が特徴。

しかし中身はマシロに負けず劣らずな愛妻家にして究極の親バカであり、娘に近づく男はマシロ以外許さない。


将来的に娘はマシロに嫁がせようと密かに計画していたりしていなかったり。


少年時代に剣の師匠としてマシロに弟子入りし、数年間に渡る修行を行った。

飲み込みが早く、いわゆる天才肌。

実力的にはSSランクの冒険者と同等レベル。


剣技もそうだが、血筋的に光属性の魔法が得意。

歴代でもきっての実力者。







・オルメスト王国騎士団団長、カルマ



マシロを師匠と呼び慕う少年(年齢不詳)。

"身長百六十センチ同盟"を組んだ同士にして、ルイスの次に弟子入りした二番弟子。


肩甲骨けんこうこつ辺りまで伸ばしたきめ細やかな水色の髪と蒼眼が特徴。

全体的に華奢きゃしゃな体付きであり、たびたび女の子に勘違いされることも。


しかし実力はこれまたとんでもなく、過去に天災級の魔王を単独で相手取ったりドラゴンを複数体同時に相手したり。


本人いわく、それでもまだ全力を出したことが無いらしい。

実力が未知数な存在の一人。

ユニークスキル持ち。


騎士服や甲冑が似合わない騎士ナンバーワン。

ちなみに結構女性にも男性にもモテる。






・オルメスト王国騎士団副団長、グルサス



渋顔筋骨隆々おじさん。

実年齢三十五歳。


その渋い顔のせいで四、五十代に間違われることが多々あり、新人からすると近寄り難い騎士ナンバーワン。


しかし内面は大変面倒見のいい先輩で、騎士団に長く居れば居る人ほどグルサスに恩義がある。

戦闘面では持ち前の渋顔で前線を率い、また頭もかなり切れるので指揮としても相当優秀。


どこか抜けているカルマのサポート役。

その困っている人を放っておけない性格でいつも貧乏くじを引く羽目になり、その時は嘆くものの結局は人助けする良い奴。


最近はカルマとケルンばかりモテて、なぜ自分はモテ期が来ないんだと嘆いている。

友達も多く、女性からも頼られるけど恋人は居ないタイプ。

だいたい女性からは"良い人ですね"って言われて終わる。






・王国騎士、ケルン



弱冠二十三歳にして実質的に騎士団No.3まで登り詰めた出世頭。


灰髪緑目で生真面目。

規律や法を大事にする性格。

少しお堅い面もあるものの、最近はカルマやグルサスのおかげで徐々に柔軟な考えもできるようになってきた。

騎士団長であるカルマとは幼なじみ。


戦闘時は王道の片手剣スタイルで、魔法はからっきしだが剣技は団長副団長共に認めるレベル。

次期騎士団長ではないかと密かに噂されているが、本人はカルマ以外に団長は務まらないと考えている。


ちなみに結構モテる。

しかし本人はそれを知らない。





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