最終話への応援コメント
歴史小説と幻想小説とSFバトル物を融合したような不思議な感覚の作品でした。
…ああ、そっか。伝奇でしたね。
不死の紅蜘蛛丸を巡る女たちの生き様。
それぞれが、それぞれの時代で人を愛して、戦って、賢明に生き抜いた姿が読後も印象に残っています。
各時代の描写が見てきたかのように活き活き描かれているので、歴史はそんなに詳しくない私でもスッと入れたように思います。
現代から、過去に戻っていく過程で、登場人物の姿や思いが少しずつ明らかになる構成にもハッとさせられました。特に陰陽童子の菊さんの無邪気さが哀れに思えました。
ラストも紅蜘蛛丸を失いながらも、明るさを感じさせるエンドでホッとしました。
良いものを読ませていただきました。
(もっと早くに読めば良かったです)
ありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそありがとうございました!読了感謝です!
【現代篇閑話】彼女の記憶への応援コメント
めちゃくちゃ魅力的なキャラクターだったので、もう登場しないだろうのは惜しいなと思いつつ、いやでも現代篇に出て来られたら作品設定がめちゃくちゃになっちゃうなと思いながら諦めていたのですが、そう来ましたか、と唸りました。
次回がめちゃくちゃ楽しみです。
作者からの返信
ありがとうございます。練って伏線を張った甲斐があります。
編集済
最終話への応援コメント
ああ、よみおわってしまった。
初めの現代編、ほんのり残念なイケメン感のある紅蜘蛛丸もいい感じだし、彼岸花の「入る/入らない/ちくわ」ですぐに親近感を感じて。軽い導入で攫われたら、とんでもないものを読まされていた、という。
ずっと編み物みたいだなって思ってました。
時々差し込まれる現代編が、断片を渡る糸みたいになって、何か大きなものが編まれてるのだと俯瞰させられる。編み目を辿るたび、それが紅蜘蛛丸の生なのだと気づく。
編まれたものの見事さも模様も見えてくる。糸はまだあるのだし、新しい編み目が増えるかもと俺は願う。
願った。けど、驚くほどあっさりと糸は切られて閉じられる。でも読み終わって一分も経ったら、それでいいんだってすごい納得感があって。
これ以上付け足すことも、解いて編み直すことも、何もなくていいんだと。あの軽いラストあってこそ、そう強く思わされる。うまく言葉にできないのですが。
――って、ここまで書いてから今更気づいた。蜘蛛だから編み物みたいだったのか。糸を渡すように。
いい体験でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそお読みいただきありがとうございました!