第21話 編集者からのワンポイントアドバイス(ワンポイントとは言っていない)

 もういくつねるとカクヨムコン8が迫っておりますが、皆さん準備出来ておりますでしょうか?

 もうここまで来ると意味をなさない情報かもしれませんが「MF文庫J」と「電撃文庫+α」のラノベコンテスト系のアドバイスをめっちゃ短くまとめておこうと思います。

 本当にまとめて感想を言うだけなので、編集部の人達の話をしっかり聞きたいならURL を貼っておきますの自分で読んでみてください。

 関連記事は前回のレーベル記事とそこから飛んだ「MF文庫J」と「電撃文庫」のサイト記事になっております。

 引用もとはこちら↓

・MF文庫J

https://mfbunkoj.jp/rookie/award/question/advice/

・電撃文庫

https://dengekitaisho.jp/novel/



 まず「10代の読者向けのフレッシュな作品下さい。あと誤字脱字やめて」と言っていたMF文庫Jから。

 小説に対して「キャラ」「ストーリー」「世界観」「構成力」「文章力」の5つにわけて三人の編集者がそれぞれ話しております。

○キャラクター

 主人公はかっこよく、ヒロインは可愛くという認識は同じで「共感系主人公」というより「ヒーロー系」の主人公が求められている印象。とにかく登場人物のことをもっと知りたいと思わせる人物を作れということです。

 また面白いコメントで「どんなことをしたら怒り、どんなことをしたら喜ぶというのを考えながら作れ」というものがありました。

 あー、私それ考えてなかったなと反省しております。常識的に怒るラインみたいなものや、キャラクターの沸点とかで考えていましたけど、個別で割り振らないと確かに感情って難しいですよね。

 誰がサザエさんみたいな髪型だって!

 って謎の沸点で強くなる主人公もいますしね。私も次の作品で意識しよ。

 とにかくキャラを追いかけたくなるようにしろとのことです。


○ストーリー

 主に読みたくなるあらすじを作る話をされてます。

・物語の終着点までの道のりが分かりやすく出ているか。

・キャラを魅力的もしくは成長を描けているか。

・展開を裏切ったり、ワクワクさせたり感情を揺さぶれるか。

・テーマがあるのかないのか。(担当者的あった方が良さそう)

 というところです。

 例えが悪いかもしれませんけど、シナリオって盛り上がりを波形みたいに表せるじゃないですか。あの波を単調にするなってことが書いてあります。

 なので上記の要素を全部使って書いてくれってことです。


○世界観・アイディア

 この小説の世界、本当にあり得るかもというが必要と言っています。いかに理屈が通ってる風に見せるかが重視されてそうですね。

 あとアイディアの作り方で、2つの要素をつなぎ合わせる方法論も書いてあります。

 主にリアリティーを出す問題ですね。

 ここら辺はナレーションだけでは補えない要素なので、皆の持つ感性がどこまで通じるかとそれぞれの課題があるところだと思います。皆もSF作品を書いて練習しよう!


○構成力

 メリハリ付けて読んだ読者を惹き付ける展開をしっかり考えようとのこと。起承転結ですね。時には文章を削るなどして何度もプロットの段階で練り直し、作者が勉強して体得しないといけないスキルだそうです。

 私、構成はプロ以上に得意なので問題ありませんね(慢心)。

 まあでも、構成作業ってパズルゲームに近いので楽しい作業ですからね。暇な時間とかに頭の中で出来る数少ない作業ですから体得すると効率いいです。


○文章力

 誤字脱字を無くせ。

 はい、すみません頑張ります!



 MF文庫J編集部からはこんな感じ。

 自分に足りていないなと思うところがあればいろいろ工夫して考えてみて下さい。

 続いて電撃文庫からですがこちらにはなんとのコメントがあるのでまとめます。あくまで概要を抽出したものなのでご自身で記事を読むことを推奨します。

○電撃文庫編集長

 皆さん面白いと感じ、楽しく書いた作品を待っている。

 一つ要望を出すとすれば

 短くない時間を共に過ごしたキャラクターを読者が推してくれればおのずと作品も推してくれるはずです。

 以下アドバイス(詳しく知りたければ上記のURLから読もう!)

・キャラクターをぶれさせない

・キャラの魅力はギャップ


○メディアワークス文庫編集長

 面白ければ何でもありをスローガンにしてきました。

 近年の応募作品は、他作品の分析をしっかりされている応募者もいる中、他作品とは違う独創性に欠けている作品もしばしばあります。

 以下編集長から意識してほしいこと(詳しく知りたければ上記のURLから読もう!)

・どんな読者向けに作られているのか

・着想、テーマをハッキリさせる独創的な工夫

 上記の2つを同時に出来ることを期待します。



 この他に最終選考時の内容も書かれているので是非記事を読んでみて下さい。

 あくまで今回書いた内容は上記の記事をまとめただけの忙しい方向けに書いたものなので、私がほしい情報だけしか抽出されておりません。

 なので、皆様の為を思って言うなら、何度でも言いますが上記の記事を読んで、自分に必要なこと、今からでも間に合う自分に足りないもの見つけて修正してくださいませ。

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