第2話
「 お待たせ致しました ブルーベリーパフェセットでございま~す 」
「「 わぁ! 」」
私、
部活帰りに友達の
「 うん!美味しい! 」
「 甘酸っぱいの大好き…… 」
『 ねえねえ! 聞いて聞いて! 』
『 どうしたの? 』
『 大野くん 見ちゃったよ…マジで目が合ったかも… 』
『 えーッ! いいなー … 』
後ろの席から聴こえてきた話に、美羽がピクンと反応した。
おおの?…
「 どうしたの?」
「 シッ〜 」
なになに?
彼の話してる…
彼?って?
美羽はパフェ用のスプーンを静かに置くと、少し顔を赤くしながら小声で囁く。
あたしらと同じ1年で、7組にいる…
7組?…
うん…
知ってるの?
推し推しの人だもん
オシオシ?…
一言で言えば学年一のイケメン!
告られ率ナンバーワン!
とにかくカッコいいの…
ナンバーワン?…
明日教えてあげる
『 ピポピポピポピポピポ… 』セットしておいたスマホのアラームが鳴った。
「 うん…あ、もうこんな時間、ごめんね美羽、私帰らなくちゃ 」
少しお喋りしてる間に帰る時間になってしまった。
我が柚子木家には門限があり、7時までに家に帰らなければいけません、それを守れない場合は部活を禁止にされてしまうのです、とにかくパパが厳しいのだ。
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