エッセイのとっかかり方

 エッセイを書きたいが、何を書いていいのか分からないという人は多いと思うの。

 平凡な日々を送っているし、特に変わったこともないし。

 ではエッセイが書ける人は、非凡な日々を送っているのか? といえばそんなことはない。

「実は魔法少女なんです!」 

という人に会ったことはないし、

「実はヒーローで異能力持ちなんです」

という人にも会ったことはない。


 お金持ちでセレブな暮らしをしている人はいるだろうが、人は似たような日々を繰り返しているものである。

 特に社会人ともなれば年間を通して考えた時、今年も似た感じだったという人は数多くいるはずなのだ。

 暮らしは変わらないということ。それは他人と比べてではなく、自分の毎日が大して変わり映えしないということだ。


 ではエッセイを書ける人と書けない人との違いは何か?

 それはテーマを決めているか決めていないかの違い。

 

 例えば買い物のメモをするのに、何をメモするか決めなければ書くことはできない。作品を作るのに、何の話を書くのか決めていないと書けない。

 当たり前だが、エッセイも同じである。

 たが、エッセイの場合は絞り過ぎない方がいろんなことを書ける。


 テーマは三個くらいあった方が書きやすい。

1 メインで語りたいこと

2 ネタがない時に書くこと

3 時間がない時に書くこと


【例】テーマ三種

1 自作品○○について(○○は作品名)

2 飼っている犬について

3 夢全般について(子供のころになりたかったこと、欲しかったもの、最近見た夢や、これからの夢についてなど)


 ここからその日、何がチョイスされるのか読者には予想がつかないので、読者にとってもわくわくするものとなるだろう。

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