これから

 まあ、ポリスメンを召喚したところで証拠もなにもない俺の言うことを信じてくれるわけもなく、一応話だけは聞いておくって形になった。


 だけど、こればっかりは仕方がない。

 証拠もなにもないし、俺自身なんとなく怪しいと思っただけで確信があるわけではない。

 ただの勘違いかもしれないしな。


 そして、俺が家に帰りついた頃には完全に日が落ちてしまっていた。まあ、こればっかりは仕方がない。


 とりあえず、BPも振ったりSPを使ってスキルを取ったりもする。

 その結果は……


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 天宮楓

 レベル3003

 HP:30050/30050 MP:17035/17035

 攻撃力:2075(+52)

 防御力:2025(+12)

 俊 敏:9510(+7492)

 器 用:2180(+152)

 精神力:9310(+7307)

 幸 運:50

 BP:0

 SP:5

 スキル:【魔法矢Lv.20】【弓術Lv.20】【鷹の目Lv.10】【アイテムボックスLv.20】【捕捉Lv.18】【鑑定Lv.10】【MP増加Lv.20】【MP回復速度上昇Lv.20】【短剣術Lv.20】【索敵Lv.20】【隠密Lv.20】【状態異常耐性Lv.20】【予測Lv.20】【回避Lv.20】【金剛身Lv.20】【神風Lv.20】

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 元々ダンジョンに潜りながらゆっくりと上げてた【短剣術】と【索敵】、【隠密】の三つをスキルレベルを20に、【捕捉】スキルをSPの関係で18までにしか上げられなかったけど上昇させた。


 そして、新しく【金剛身】と【神風】というスキルを取ったりもしたな。


 効果としては簡単に説明すると、【金剛身】が防御力を上げるスキルで、【神風】が俊敏を上げるためのスキルだ。


 この二つは自分で使わなければ効果を発揮しないタイプのスキルだけど、その効果は絶大。


【金剛身】はこのスキルレベルだと、十分間防御力のステータスに5000プラス。

【神風】も同じで、十分間俊敏のステータスに5000プラスできるスキルだ。


 この二つのスキルは、スキルレベルが上がれば上がるほど、その効果時間や上昇量は増えていく。

 この二つを組み合わせれば……ふっふっふ。


「よし、これでステータスはよしっと」


 そうなるとあとは……


「これからのことだよな」


 これからもレベルを上げ続けても良いんだけどな。

 だけど、ちょっと懸念材料の竜の瞳が……


 正直、人身売買をしていた竜の瞳がいるかもしれないんだ。


 なら、まだ安心はできない。それこそ以前に戦った多賀谷とその一味以上の脅威だ。


 それに、今日見た三人組。

 あれが迷教の信者だったとして、それが偶然なのかどうか。


 だけど、俺はあの竜の瞳と迷教がなんらかの関係を持っていると考えている。


 まあ、確証はないけどな。


 だけど、竜の瞳が18歳以上のステータスを持った生徒を狙っていたし、迷教も神託を受けたといって神託の子を探していた。

 そして、その条件が女の子であり、普通の人にはない力があるということだ。


 女の子というのがどこまでの歳かはわからないけど、普通の人にはない力。


 それがユニークスキルのことだったら?

 それなら竜の瞳が高校生のステータスを確認した理由もわかる。


 ただ、そうなると男子も連れて確認に行ったのは何故なのかという疑問が出てくるけどな。


 何はともあれ、違ったとしても俺が話しかけようとした瞬間、すぐに逃げ出したんだ。

 これからは迷教も警戒しておいた方が良いかもしれない。


「……でも、どうしたらいいもんかね」


 迷教と竜の瞳。どちらもこれからは警戒の対象だ。

 しかもどっちもダンジョンに関係してる。


 そんな状況でダンジョンに潜っても大丈夫なのだろうか? まあ、ダメだろうな。


 ……うん。明日からは動きがあるまで少し休むか。


 そう考えた俺は、明日からの予定を考えるのをやめてベッドに向かって、寝るために移動する。


 ……さてさて、これからどうなるかね。

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