面白かったです。SFでファンタジック。こんな未来は嫌だなぁと思いつつも、この短いお話の中に確かに存在する世界観に惹かれました。徐々に描写される老人や少女の様相がまたいいですね。地下世界から地上に上がって、視界が開かれる気分になりました。哀しいながらも愛おしさが感じられる目線が優しくて好きです。ナオミが放した鳩はどこまで飛んでゆけるでしょうか…。
作者からの返信
保紫さん、コメントありがとうございます!
世界観に惹かれたというお言葉、とても嬉しいです。
ディストピアものではあるんですが、どこかに人間の生活の文化的な匂いを感じさせたいと思っていたので、その辺を感じ取っていただければ幸いです。
人物や世界が、物語の進行に沿って徐々に明らかになるという構成も短編ではとても難しいので、視界が開かれる気分というお言葉もありがたいです。
作者の視線は割と冷たいものだったかもしれませんが、その分老人の優しさが出てきたかと思います。
鳩はこれを読んでくださった方の中のどこかまで飛んでいっていればいいなと思います。
などと綺麗にまとめてみたりして…
(^^;
戦争に関して、何が勝ちで何が負けなんでしょうね。
国土を広げるといっても今更…?ですし、物資ならば普通に貿易したほうが簡単ですし、ねぇ
最後の核弾頭を破壊したのは間違いなく勝利ですよね👍
それでも生身で生きていられないほどの世界にならなければ成し得ないなんて人間ってよほどのバカなんですね😓😱
今このときも、地球上で戦争をしている国があって苦しんでる人がいて、それを指揮している人間は安全なところで笑ってるって言うことが一番許せない。
このお話がもっと早く実現できますように!!
作者からの返信
@to-sanka-3さん、コメントありがとうございました!
戦争ってつまるところ国家のメンツ、要は「ナメられたくない」っていうところから始まってる気がするんです。
核兵器も抑止力っていうのは、ナメられないための威嚇力みたいなもんで。
国益がどうの地域の安定がどうのというお題目も、最終的にはそこにつながっていくんじゃないでしょうか。
問題は、それを守るために国内、一般国民が被る被害が、そのお題目に引き合うものなのか?ということだと思います。
国家のメンツと、生身の体が天秤にかけられる未来は、ホントごめんこうむりたいですね。