第18話 小さな頃


小さな頃、怒られたらよく外に放りだされて

泣きじゃくっていた記憶があります。


その時いつも外に出た僕を迎えに来て

くれるのは前の父でした。

よしよし大丈夫。って声をかけてくれる

父が大好きでした。


前の父とはたまにLINEをするんですが、

その時いつも父からくるのは

手は挙げられてないの?

でした。


父の話では産まれた時に

ブサイクな子、でしばかれ。

1歳からずっと気に入らないことが

あったら僕をしばいてたそうです。


勿論本気の力で


僕が産まれる前に、母は

3人子供を産んでいたそうです。

その全員、母のそれで亡くなったそうです。


母は1人目の時悔やみましたが

2人目からは快感を得るかのように

叩き、首を絞めまわっていたそうです。


僕の時は、父が必死で守ってくれて

僕がここにいます。


腹を痛めて産んでくれた。

ではなく

腹を痛めて産んでみた。

なんだろうな。


せめて自分が産むようなことがあれば

どうか自分は幸せだ!と誇れるように

育ててあげたい。


お父さんに子供の顔を見せてあげたい。


そんなお話です。








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