星とともに走る
ゆらゆら、電車が動く。
電車の中から見える外には、暗くなった空に白い星が置かれていた。
いつもどおりの、満員電車。
疲れ果てた顔をする会社員、学生。
でも何故か自分だけは、清々しい気持ちになっていた。
憂鬱を乗せて走る電車に、たった一人。
先程の少年は、止まった駅で先に降りていった。
少し話しただけなのに、自分の気持ちがわかったことで、少年にとても感謝していた。
彼にはもうぶつかりたくないが
また、会えるといい。そんなことも願った。
少し、今まで積み上げてきたの重荷が、なくなった気がした。
たった一日で。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます