日本語のリズムって?

 はい、ひさしぶり~。みちのあかりだよ!


 この創作論1万PVになったり、連載中の小説が、★1000個超えたり、フォロワーが2000超えたり、PVが45万超えたりしたから、感謝のためにこの創作論で聞きたいことを募集したのね。


 なんの質問も来なかったよ………………。

 みちのあかりもここまでか。


 まあ、必要なくなったら仕方がない。それはそれでいいことだ。



 そんな中でファンアートを頂きました🎉

 そこに、


『リズム良く書かれているので、読みやすさは超一級品。連載中で現在25万字の長編ですが、読まなきゃ損です!』


 とおほめのお言葉が!!


 リズムね! リズムについて解説してみようか。



 まず、日本語の基本は4拍子とおもってくださいな。4拍子が心地よい。


 七五調。337拍子。三本締め。すべて4拍子です。ここ大事!


 秋深し 隣は何をする人ぞ

あき ふか  休符 

とな  りは  なに  

する  ひと   休符


 337拍子

 シャン シャン シャン 休符

 シャン シャン シャン 休符

 シャン シャン シャン シャン

 シャン シャン シャン 休符


 三本締め

 シャシャシャンシャシャシャン

 シャシャシャンシャン 休符


 こんな感じで、4拍子が気持ちの良いリズムとして感じられるようになっています。


 ここで、七五調で書け! と言うのではないですよ。リズムを意識するなら、初心者は4拍子から意識してくださいってことです。上級者はワルツでもジャズでも使いこなせばいいですが、初心者は手を出さない様に! 痛い目にあいます。まずは基本からです。

 文章に、リズムを感じながら書けるところが多くあると、読み易くなります。


 さらに、意味の強弱が大切になります。



 大事なのは、休符の使い方です。

 文章で言うなら、『句点』『読点」の打ち方と、文の切り方ですね。

 これで、リズムも意味の強調も変わってきます。もちろん、「てにをは」などを駆使して、リズムを作り上げるとなお良し。括弧などを使用するのも良いですよね。


 例文)


 僕は彼女にサヨナラと言わなければいけないと思い悩んでいた。


 僕は、彼女に、サヨナラと、言わなければいけないと、思い悩んでいた。

 多すぎですね。


 ①僕は彼女に、サヨナラと言わなければいけないと、思い悩んでいた。

 ②僕は、彼女にサヨナラと、言わなければいけないと思い悩んでいた。

 ③僕は彼女に「サヨナラ」と言わなければいけない、と思い悩んでいた。

 ④僕は彼女に(サヨナラと言わなければいけない)と、思い悩んでいた。 


 なんとなく、リズムと強調されるべき箇所が変わっているのが分かるでしょうか?

 ①と②では、「彼女に言った」のを強めるか、「サヨナラといった」ことを強調するのか変わってますね。

 ③は「サヨナラ」を特別に強調。④は心の内を強調。③の「と」の前に打つの後に打つことの違いも考えてみてください。


 あとは、『彼女に向かって』とか、『彼女のために』とか、少しの単語や意味を付け加えるとか。『一人思い悩んでいた』『一人で思い悩んだ』『一人で思い悩んでいた』『一人になって思い悩んでいた」。意味は同じでも、リズム変わりますよね。リズムが変わると意味の深さや方向も変わることがあるんですよ。


 そこら辺りが作者の作風とセンスになります。正しさではなく心地よさ。それが読み易さにつながるのではないでしょうか。


 ポイント

 4拍子を理解する。

 句点読点括弧を駆使して、読み易さと意味の強調したい所を目立たせる。

 『てにをは』と少しの単語を付けたり抜いたりしてで、文章を整える。


 そんな感じかな?

 ここの説明難しいけど、感覚的なものだからがんばってね。

 

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