作者は分かる、私は分からない!
2話目で質問が来ました。読みづらいと指摘された方が、どこが悪いのか聞いてきたので、読みに行ってアドバイスしました。
すると、すぐに直し始めたではありませんか!!!
素晴らしい! と、同時にこのグダグダ連載が役にたったと感動しました。しかもレビューコメントまで頂いて! で、もう少し読んでいったのですが、他にも問題点を見つけてしまいました。もし見ていたら参考にして下さい。他の方もね!
◇
さて、今回のテーマは、
「書いてる人は分かるけど、読んでる方は分からなくてストレスかかるときあるよね。もう読まなくていいか」と離脱される問題です。
1番目。登場人物の名前が覚えられない!
人の名前が覚えられない人は結構いますよね。私など、自分の作『貧乏奨学生の(以下略)』の主人公レイシアが、5話目終わるくらいまで書いてようやく覚えられました。マジです。
まあ、それはレアケースとしても、読み専様など、一日に何作も読んでおられるのですよ。あなたの作品ばかりでないのです。
そんな時、難しい読み方の登場人物が主役とかヒロインだったりすると、2話目以降、読めなくなったりするのは仕方がないと思いませんか?
例えば、「皇海王流」 読めますか? どこまでが名字? すめらぎ かおる? こうかい おうる? こうかいおう ながれ? もしかしてミカエル? 分かりません。
大体、このような名前の時は初登場の時にルビ、
忘れる自信しかありません!
作者は、思い入れがあって忘れないかも知れませんが、何作も読んでる方は絶対忘れます! 難しい読み方好きな方は、毎話最初の登場にルビ振って下さい。そのうち覚えます。一回で覚えて貰えると思わないように! オープニング飛ばして読む読み手もいるんだからね!
2番目。会話文。誰が言っているのか分からないケース。
これが、質問者の問題点です。名前の件は分かりやすいので先に書きました。
2人の会話は分かりやすいのですが、群像劇となると途端に分かりづらくなります。よく、小説入門などに、「○○は言った、を繰り返さないように」とか、「名前は最初だけ、後は彼はとかにしなさい」とか書いてありますが、それは文学でやって下さい。
もちろん、文学性の高い作品はそれで良いのですが、あくまでライトに、大衆受けしたくて、とにかく読み続けられていたいのなら、読みながらストレスを与えてはだめです! いつでも撤退して良いのですよ、読み手は!!!
あなたが、会話の人物が分かっても、読み手が考えながらでないと読めないものは、残念ながら途中でフェードアウトしてしまいます。サクサク読みたいのです。無料のネット小説は。多少の誤字脱字は許せても、面倒くさいのは嫌われるのです。サクサクです! サラサラです!
毎回、○○は言った、と入れてもいい位です。分からない、誰だろう、と考えながら読んでリズムが狂う方が損です。
テクニック的には登場人物毎に一人称、自分の呼び方を変えるとか、語尾に特徴を持たすとか、次のセリフの相手の名前を会話の最後に入れるとか、いろいろありますが、それは他で勉強して下さい。
読み手に理解してもらえるか!
自分だけが分かってもだめだ!
この目線を大切に持てるようになって下さい。
ストレスだらけの、自分だけは分かるけど読み手は一瞬で分からない文章は、離脱率が高いですよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます