第41話

「ああああ、あああーー!!!」

  甲斐憲司は発狂して座り込んだ。

 それを唖然として見る8人のスターと桜田。

 甲斐憲司の目はすでに充血しており、口から大量の涎が垂れていた。

 赤星はふと、甲斐憲司の足元に何かが落ちているのに気がつき、ぞっとした。

「あれ、何だ?」

 赤星に言われ、他のメンバーと桜田は落ちている物に気づき、顔が真っ青になった。

「これは…」

 赤星が言うと

「これは注射器だ…」

 島が答えた。

「じゃあ、甲斐憲司は危ない薬か何かが入った液体が入った注射器を打っていたんですね?」

 紅が聞いた。

「そう言う事になるな。兎に角止めに行こう!」

 赤星が言うと同時に甲斐憲司が襲いかかろうとしたが、1人の警察官が甲斐憲司の腕を掴んだ。

 桜田は警察官の顔を見てハッとした。

 その警察官は桜田と共に赤星ら8人のスターのメンバーを探した陣内龍彦だった。

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