第21話
アクロポリスのリーダー・甲斐憲司は、幹部の男に大量殺人の計画を託した。
「できるか?」
「勿論です!貴方様のためなら実行します!」
幹部の男は気合い十分だった。8人のスターに計画を阻止されるまでは…。
8人のスターは、刃物を持って暴れてる男がいると警視庁からの連絡を受け、急いで渋谷駅のハチ公広場へ向かった。
到着すると60代ぐらいの男が刃物を持って暴れており、怪我人も出た。怪我人はすぐに桜田が呼んだ救急車に運ばれた。
月島は男の顔を見てはっとした。
「木戸さん…」
「坂本、あいつが例の?」
赤星が聞くと
「そうです…」
このおよそ1時間前、月島は桜田からある話を聞いた。
「月島君、今回の事件を実行したのは君の監督だった人なんだよ…」
「木戸さんが⁉︎」
「びっくりするのも無理はない。調べてみたら木戸という男は、監督を辞めて4ヶ月後アクロポリスに入ったんだよ。そしてつい最近幹部になったんだ」
「そうでしたか…」
「それでも行くか?」
「行きます…」
木戸は月島に気づくと一目散に逃げた。
「なんて卑怯だ!」
長曾我部が叫ぶと月島はすぐに木戸を追いかけた。
「あ!坂本!」
赤星は止めようとしたが、遅かった。
月島の後ろ姿を一同は唖然として見ていたが、赤星がすぐに
「そんなことしてる場合じゃない!追いかけよう!」
赤星の意見に周りは賛同し、月島を追いかけた。
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