第2話 改稿! 改稿! 改稿!

書籍化といえば「改稿」なのではないでしょうか。


わたしも2020年12月にデビューが決まってから、ずうぅぅっと改稿作業をしていました。


どのような改稿をするかというのは、お世話になるレーベルさんによってずいぶんと変わると思います。

もしくは担当さんの意向?

フェアリーさんはレーベルカラーがしっかりあるので、そちらに合わせての改稿となりました。


どんなふうに変わったのか。

それはWEB版と商業版を読み比べてみてください。

(ナチュラルに宣伝を入れてみました)


三食昼寝花嫁は、あまり大きく手を入れずに番外編を2本加えています。

これも最初の打ち合わせで方針を決めました。

書きたいものは決まっていたので、担当さんに「こういうお話で」とお伺いをして、「いいですね!」となったのが書籍版に収録されている番外編です。

全年齢向け作品に媚薬ネタをぶっこむわたし。

ちゃんと健全です。


実はわたし、自分のオリジナル創作物について人に話したが経験が一切なく。

二次創作の萌えなら話したことはありますが、一次は別もの。

自分がつくったキャラクターなんて、そう人にはなすこともない。

SNSでもそこまで創作論とかキャラ語りをしていないので、担当さんにキャラクターについて話すという、初体験をしました。


これ、めちゃくちゃ恥ずかしいです。

何しろ自分で作ったキャラクターの内面を切々と語るのだから。

もう恥ずかしさ爆発で、汗がだらだら出てきます。


え、わたしだけですか?


対面ではなく電話越しだったけれども、一人で汗拭きまくりでした。

そしてわたしは学習しました。

それ以降の打ち合わせでは室内温度を下げることを。

冬場は薄着にして、夏場はいつもよりも設定温度を二度ほど下げています。

それでも汗出てくるので、どんだけ打ち合わせに緊張しているんだって話です。


エヴァイスの拗らせっぷりとか、彼がどう思ってあんな感じなのかとか。

真面目に語るのって……どんな羞恥プレイ?

ヒーローがヒロインを好きすぎる心理。

語るの恥ずかしい。しかし、商業なので大真面目です。


魔力なし令嬢のアレックスの内面とか、予めメモつくって大真面目に読み上げました。棒読みしましたよ。サン値がゴリゴリ削られ……。


いくつかのレーベル様とお仕事をさせていただく機会があり、思ったのは改稿のやり方は千差万別。

レーベルさんや担当さんによって全然違うので、新しい担当さんとお仕事するごとに新鮮な気持ちです。


とある担当さんには「この言葉を使うとちょっと日本的なので別の単語に置き換えましょう」と言われて、作中の言葉を変更したり。

他の書籍では普通にファンタジーものでも使われている言葉ですが、担当さんのこだわりがあったのか、ご提案をいただいたので直しました。


自分で気が付かないところまで見てくださるのが担当さんで、二人でいいものを作っていこうって、チームのようなものだなと思っています。


自分では直しにも限界があるので、第三者の視点が入るのが商業のいい所なのではないかと。

わたしは創作友達いないので、余計にそう思います。

そもそも友人家族に作品読んでもらわないタイプの人間なので。

(恥ずかしくって無理です。家族には未だに内緒にしているので、墓場まで商業デビューのことは持っていきます。)


ちなみにわたしのこだわりとしては、ヒストリカルな世界観の作品の中は「ワンピース」って言葉は使わないってことでしょうか。

主人公が日本人、もしくは日本人の記憶を持っている、という設定では使いますが、現地人主人公の場合は使いません。


話せば長くなりますが、童話とかでも「粗末なドレスを~」などと書かれてあるので、わざわざドレスとワンピースに違いをつける意味があるのだろうかと

(海外ではワンピースってドレスのことだし)


話題が散らかってきましたのでこのあたりで終わりにします。







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