第6話
「
何かを言いながらお爺さんは手招きをしている。
どうやら俺のことを呼んでいるらしい。
寝床から起き上がり近づいてゆくと、お爺さんが座っているのと同じ、木で出来た台のような物に座らせられた。
もうひとつの大きな木でできた台の上には、今までに見た事のない、とても小さな槍と刀が置いてあった。
「
おまじないのような言葉を発しながら、お爺さんは小さな槍と刀を手にした。
まさか…このお爺さん・・俺を!
「
身の危険を感じ、反射的に台から立ちあがると、大きな台の上にあった別の武器を持ち、爺さんの様子を伺いながら身がまえた。
「
お爺さんは不思議そうな顔をしながら、左手の槍でお皿の上の赤黒い塊のような物に突き刺した。
…?
そして、右手の刀で塊を切り裂くと
槍に刺さったそれを、お口に持っていきパクッと食べたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます