第25話 後悔
高校最初の中間試験の結果を見て、彼は衝撃を受けた。
今までで最悪の成績であった。
高校では入学試験でほぼ同じレベルの生徒が集まっているので、
普段の勉学の努力が成績を大きく左右したのである。
彼が中学生時代に平素の勉強を疎かにしていたツケが回ってきたのだった・・・
ここでこころを入れ替えて勉強をすれば成績は向上したかもしれない。
しかし、彼は勉強より部活動に力を入れる様になった。
勉強の不振が彼の教室での行動力を失わせていた。
中学生時代と違って、教室での彼は無口で目立たない存在になっていった。
しかし、部活動だけでは昔の様に明るく振舞えたのだった。
カリスマ部長の指導と統率は素晴らしく、変人の多い部員達を見事にまとめあげていった。
彼はますます部活動にのめり込んでいった。
彼にとって高校は「部活動する為だけに行く場所」になった・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます