第14話 言葉の意味
次の日の朝、始業前に彼はクラスメイトの女子から廊下に呼び出された。
廊下にはあの人がいた・・・
あの人は彼に直接手紙を渡すと、すぐに自分の教室へ帰って行った。
彼が中身を見てみると昨日の手紙の返事であった。
手紙の1枚目には「誰かの悪質なイタズラではないかと疑っている」と書いてあった。
2枚目には、「ハイキングは高校受験が終わった春にしましょう」と書いてあった。
3枚目には「わたし、
手紙の最後には彼個人のことが知りたいので、返事が欲しいと書いてあった。
彼の気持ちは嬉しくて天にも昇る勢いであった!
あの人から返事が貰えた!しかも「大好きです」と書いてあったからだ!
しかし、彼がこの時に「大好きです」の本当の意味を解っていれば、後の彼のこころの崩壊は起きなかったであろう・・・・
彼はすぐに拙い文章で返事を書き、放課後あの人に直接手渡しをした。
あの人は笑顔で彼の手紙を受け取ってくれた・・・
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