たね
水が必要
土が必要
彼にあわせた
温度 日当たり 肥料が必要
ひとりで生きろよ
助けがなければ生きられないなんて
それでいいのか?
正直なところ どう思っているんだ?
彼は どうしたいんだ?
聞けないなんて ほんとうに面倒だな
けれど そんな彼を
育てている人間がいるらしい
彼が 指先よりも小さな頃から
何が楽しいんだ?
何が得られると言うんだ?
「彼は いつか大きな樹になる。
毎日 毎日 少しずつ育って
けんめいに 枝をのばして
『こんなに大きくなったよ!』
そう伝えてくれる気がしてね。
それが とても嬉しいんだ」
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