歯磨き粉とその他諸々。

歯磨き粉。

　歯磨き粉。本名は歯磨剤というらしい。

皆は使っているだろうか。もちろん歯を磨く際だ。無論、僕は愛用している。ミント味のホワイトニングの奴だ。

　今回はそんな皆から愛されている（？）歯磨き粉について言及したい。

　なぜこんな意味のわからないこと言っているのかというと、某日、僕はいつも通り23時に歯磨きをしていた。もちろん歯磨き粉をつけて。

　矯正歯科に通っているので器具が口内についているので人一倍入念に歯磨きをいつもする。その日の場合いつもよりまた人二倍一生懸命歯磨きという行為を行っていた。なぜならその日の夕方、ほっとけば虫歯になってしまうような小さな穴が下の歯の前歯から発見されたからだ。しかし言及理由とは関係ないので置いておこう。

　本題の歯磨剤の言及（欲）理由なのだが、それはその熱心な歯磨きの数分後の出来事である。僕はリビングから自室に行きipadで音楽を聞いていた。

　そしてなんとなく腕を伸ばした。そしてその反動か、冷たさが腕の一部を触った。そう、奴だ。白いやつだ。歯磨き粉だ。すぐさまティッシュで取った。

　一瞬白い物体をティッシュで取るという行為について、卑猥な感情にならなかったわけでもないがとりあえず取ろうとした。今までこんな経験はなかったので初めての経験だった。そう、歯磨き粉取り童貞卒業の瞬間だった。そして取ったのだ。うん、取ったのだ。

　しかし、なぜか取りきった感覚はしなかった。

　この時、歯磨き粉について言及してみたいと思いパソコンを開いたのだ。

　一家に一個、というわけでもないかもしれないが存在を知らない人はほぼいないと思う。子どもの頃はぶどう味とかあったよな、と友人とそんなふうな話を前にした。ミント味しかつけたことないけど、なんとなく「あーあれね。」と嘘をついた。後悔はない。

　味がいっぱいある（らしい）、それが歯磨き粉。

　また、歯磨き粉というのはコンドームやピルのように片方の性別の人間しか使えないものじゃない。老若男女共通。おじいちゃんが歯磨き粉使ってるかは知らないけど。

　若男女共通…

　これを考えた時僕の頭に電撃が走った。えろくね？　と、思ってしまった。許してほしい。同じサークルの清楚系の美人の先輩も画面越しでいつも見ている昼の女優も夜の女優もみんな同じ歯磨き粉というものを歯ブラシにつけて口につけている。

　えろくないか？　否、えろい。もはや間接キスだ。僕は数多の美人と間接キスをいつも行っている。気持ち悪いと思わないでほしい。女子高生も喜んだほうがいい。推しと気づかぬ間に間接キスをしているのだ。

　感激しろ。何が言いたいかというと要するに歯磨き粉はえろい。間違いない。

　そんな事を考えながら少しミントの匂いがするトンクトップの袖を嗅いだ。