3年ぶりに再開した幼馴染がアイドルになっていて俺のことを養ってくれるらしい
亜羅羅
プロローグ
俺には夢があった。
まだ中学生の頃俺は働きたくなかった。家庭の事情や何やらで働くことが馬鹿らしいと感じるようになった。いやなってしまったという方が正しいか。
とにかく俺は働きたくなかった。欲を言えばニートなどではなくどこかの金持ちに養われてヒモになりたかった。
無理だとわかっていてもだ。
今となってはどんな無謀な夢を見ていたのだろうと思う。現在高校2年生。
そんな夢は叶わないということはわかっている。それでも、それでもだ俺は『働きたくない』
そう思ってしまう。
「私があなたのことを養ってあげる。だからそれまで待っててね」
そう言って俺の前から姿を消したのはいつの日だったか。
もう俺の手が届かないとこまで行ってしまった気がするのは気のせいなのだろうか。
確か3年前だった気がするが、あいつは今どうしているのだろうか、幼馴染でありほとんど家族のようだったあいつは。
私には夢がある。それは幼馴染であり私のすべてを投げ出したいと思ってしまうようなアイツに希望を与えること。だからこそ私はアイドルになることを決意した。昔からの夢であったしそれをできるだけの才能があった。ダンスも歌も顔も人一倍できた。事務所にも事情を話してある。そのためあとはすべて私の努力。そしてどこまで彼を幸せにできるか。だって彼にはもう何も残されていないのだから。
「本日を持ってアイドル活動を休止。引退するかどうかわかりませんが。少なくともあと数年は業界に顔を出すことはありません」
一瞬で周りが騒がしくなる。だけど私はそんなことはどうでも良かった。
これでやっと私は彼にあうことができる。そうおもうと嬉しくてたまらない。
「待っててね」
そういったつぶやきは誰にも聞こえることもなく私一人の心のなかにだけ残るのであった。
《あとがき》
普通に初投稿です。誤字脱字、日本語がおかしい。その他諸々おかしいところが多いと思いますので、コメントください。すぐに直しますので。そこまでタメがきがあるわけでもないので更新頻度は期待しないでください。
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