テーマ 「喫茶店」「手紙」

カタン―

一度飲んだコーヒーを置いて、また羽ペンを取り、インクに浸けてから、書きかけだった手紙を書く。

また、ゆっくりとした、何もない時間が流れる。

彼女は、書きかけの手紙に一段落つけ、コーヒーを一口。

すると、コーヒーカップの中に黒くて温かいコーヒーが、無いことに気づいた。

彼女は少し考えて、定員を呼び、コーヒーを追加で注文した。

しばらくして、コーヒーが彼女の前に置かれる。

ミルクも、砂糖もテーブルの上にあるが、彼女はそれに手を着けず、そのまま口にした。

また、少し時間を置いて、

またコーヒーを飲む。

少し時間を置き、

コーヒーを飲む。

そして、コーヒーが無くなると、今度は羽ペンを片付け、インク瓶に蓋をつける。

コーヒーカップを皿の上に置き、

席から立ち上がり、

手紙を持つ。

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