カクヨムの人気ジャンルである異世界ファンタジー小説をAIを活用して作成してみました。大まかなストーリー展開としては、現世で金物職人として暮らしていた主人公が交通事故で死亡。その後、異世界でブレスレット専門の防具職人になって、さあ、これから……というところまでを作成しています。

◆AIに入力する最初の書き出し

・タイトル

『僕は異世界で生活するためにブレスレット職人になった件』

・キーワード

異世界ファンタジー、武器職人、防具職人、ブレスレット、バングル

・登場人物

テツオ:台東区にある金物問屋街に店を構える金物職人。交通事故で死亡した後に異世界で防具職人をはじめる。

・内容

主人公・テツオは台東区の金物問屋街に店を構える金物職人である。ある日、テツオは交通事故でこの世を去る。気がつけば、剣と魔法が実在する異世界の店じまいをしたと思われる防具店に倒れていた。

「俺は交通事故で死んだはずだけど、なぜかゲームのような異世界で生き返ったようだ」

数日間、テツオは倒れていた防具店でこれからのことを考えていた。

「異世界では、剣・兜・鎧・盾をつくるヤツはたくさんいるはずだから、俺はニッチなところを狙ってブレスレット職人として生計を立てることを考えよう」

こうしてテツオは、ファンタジーの中では地味すぎるブレスレット職人の道を選び、異世界での新たな人生がスタートした。だが、

◆AIを活用して作成した続き

それでもゲームのような異世界で防具店が廃れているとは考えることができずにいた。

「何かに気が付くまでは、店にこもっては腕を磨かなければならない」

テツオは日々、防具店や武器店、防具職人を訪ねて知識、技術の集積と向上に努めた。しかし、この世界について全く知らないことばかりだった。

「剣・兜・鎧・盾の4つは一体、いつできたのだろうか」

まったく分からないというわけでもなく、ギルドでも兜と鎧を並べて議論されているところにテツオはいた。これまで普通に生きてきたテツオは、この世界ではどのような技術が使われていたのかさっぱりだ。

テツオは、この世界ではどんな技術が使われてきたのか知りたかった。ギルドの受付で話を聞いていると、ベテランの受付嬢がテツオに声をかけた。

「それでしたら、ギルドで販売している本がお薦めです。読みやすいですよ」

受付嬢の薦める本を購入し、読んでみると見たこともない技術が使われていた。テツオは、この世界には現代と比べてどんな技術が使われていたのか考えた。

「確かに、剣・兜・鎧の技術が現代よりも発展しているかもしれない。しかし、宝飾品などの技術がこれほど発展しているとは聞いたことがない」

テツオは、ブレスレットの作り方を見つけた。そこに書かれていたのは、熟練のブレスレット職人が生み出したとしか思えない記述だ。ブレスレットなどを作ったことのないテツオにとって、そこからはこの世界で使われている技術が一目でわかる。テツオは、ブレスレットのレシピを作ってみた。それで、今度は鏡を見ながら腕のブレスレットをつくる。腕に少しずつブレスレットを嵌（は）めていく。鏡にはテツオの技術の高さがはっきり見て取れる。スキル『鍛冶』を取得。これで、腕のブレスレットは完成だ。

「すごい。こんな技術が使われていたのかよ」

新しい技術に気が付いたテツオはどんどん腕をあげていった。ブレスレットのスキル『鍛冶』を使ってレベルを上げていくこと数か月、レベル2に上がっていた。レベル3にあがるまでには、あと最低10日程度かかるという。レベルを上げるには、腕立て伏せ、腹筋、背筋などの筋トレのエクササイズがオススメだと受付嬢が教えてくれた。今まで職人として腕は磨き続けてはいたものの、腕立て伏せや腹筋運動はしていなかった。

テツオはレベル3になって、新発明のブレスレットを作ってみた。

そのブレスレットの画期的なところは、腕の装備をする位置にまったく束縛されずに、腕の付け根にブレスレットを装備できることだった。しかも、ブレスレットには銀の線が1本で巻かれている。腕を自由に動かすための袖口、また腕に邪魔にならないブレスレットであることを意識すると、ブレスレットには銀の線が巻かれることになっていた。銀の線の秘密は、銅の金具を使わず、金属に銀の粉を吹き付けてメッキとして作ることができるからだ。テツオは、ブレスレットについている銀の枠にチェーンと留め具を固定し、ブレスレットの外見を変えた。髪の色である銀をブレスレットに使用し、全体の銀色を統一してブレスレットに銀を使用すると、シルバーのブレスレットになった。

その後、テツオは次々と斬新なブレスレットを生み出し、一人前のブレスレット職人として成長した。

ある日、王宮の騎士団長がテツオを尋ねてきた。

「キミがブレスレット職人のテツオくんか？」

騎士団長である男は眼鏡をかけていた。

「はい。よろしくお願いいたします」

テツオは男に頭を下げる。

騎士団長は、テツオがつくったブレスレットを手に取り、大声で叫んだ。

「すごい！」

男は感嘆して声をあげた。そして剣を右手に持った。

「これが銀のブレスレット職人のテツオ！腕をあげたな！」

騎士団長はテツオをあっぱれと言い、店をあとにした。

テツオは唖然として心の中でつぶやいた。

「王様からの特命とかはないのかよ！」

実際、シルバーブレスレットをつくれる程度では、王宮からの依頼はないのだ。この世界では「伝説級」の武器や防具がつくれて、はじめて「名工」と称えられる。

「やはり、シルバーブレスレットの次はゴールドブレスレットか」

心でつぶやいたままを口に出さずに、ブレスレットをつくる手を止めた。これから更なる高みを目指すため、旅に出た。

ゴールドブレスレットをつくる道のりは、長いものだった。テツオは腕を磨き続け、腕を磨き続け、腕を磨き続け、腕を磨き続けた。腕の付け根に巻くためのチェーンの位置や、ブレスレット全体の造形、金の枠の色にすべてテツオなりにこだわり、ブレスレットができあがった。

ゴールドブレスレットのバトル時の効果は、終了時に敵がドロップするアイテムが通常時の3倍、4倍の量になる効果が追加されている。また、物理攻撃力も通常時の2.5倍であった。早速、戦闘中にブレスレットを敵に向かってかざして発動させた。効果は、3倍魔法攻撃、3倍の物理攻撃力増加であった。魔法攻撃は、テツオが魔法を使えるわけではなく、ブレスレットが魔法を使えるが、腕の付け根にあるネックレスタイプのブレスレットの魔法効果が発動するものだった。

「このブレスレット、エグいな」

ブレスレットの効果を発動させたテツオが思わずいった。

ゴールドブレスレットの噂は瞬く間に広がり、注文が殺到。栄誉ある『ブレスレット・オブ・ザ・イヤー』を受賞する偉業を成し遂げた。

表彰式には、王や騎士団長も出席。受賞者を称えた。

その席で、騎士団長はテツオに激励の言葉を贈った。

「ここまできたのか。すごいじゃないか。我々もますます腕を磨き、技術を磨かなければならない」

テツオは、騎士団長に笑顔で自分の夢を語った。騎士団長は、テツオの言葉にうなずき、その夢と腕を信じてくれた。

<終わり>

AIによる文章生成のコツを活用しながら作成してみました。主人公が死後、異世界でブレスレット職人としての生活をスタート、腕をあげてブレスレット職人としての賞を受賞。そして、国からの仕事を受注できそうな雰囲気までを描いています。文章中、「ギルド」「受付嬢」「シルバーブレット」の記載がありますが、これはAIが生成したアイデアです。AIは、このようなファンタジーやゲームの世界に登場する用語なども学習しているため、文章の書き出しを判断して、世界観とマッチした文章を生成することができます。今回、作成した文章はデモンストレーションのため意図的に文字量を少なくしていますが、例えば「現世のテツオの金物店」「交通事故の状況」「(転生した)異世界」「ギルドの雰囲気」「受付嬢」「騎士団長」などをそれぞれAIに考えさせて掘り下げると、世界観と登場人物についてはっきりと伝えることができる内容になります。

【次回予告】AIで現代ファンタジーに挑戦