第22話 オーストラリア砂漠の街の事件簿
【消えた死体】
州警察に「アジア系少女の死体を発見した」との通報があり警察官が急行したが、死体は消えていた。誤報であったと結論付けられたが、「死体が突然よみがえり、恐ろしい速さで走り去った」という噂が街で流れた。
【無許可営業の大道芸人】
許可されていないエリアで営業をしたとして、州警察の警察官が大道芸人に職務質問をしたところ、逃走されてしまうという事案が発生。
アスリートとしても活躍していた警察官だったが、追いつけなかったという。
安物のパーティーグッズを被ったような珍妙な扮装だったが、アジア系の女だったとのこと。
「是非、自分の所属するスポーツクラブに勧誘したい」と、その警察官が個人的に捜索を続けている模様。
なお、無許可エリアだというのは警察官の勘違いだったとのことで事件性は無い。
【砂漠で新作映画撮影開始?】
砂漠でハリウッド映画の撮影が始まった、との噂。
大型トラックが砂漠を爆走したり、トラックがロボに変形したりしていたとの目撃証言あり。「トラ〇スフォーマー」の新作撮影が始まったとの噂が広まっている。
【砂漠の街のラーメンゾンビ】
街で唯一の日本食ラーメン店に「人間に擬態」したゾンビが現れる、との噂。
普段は常連の男性客で占められている店内に、ある日、一見さんの女性客が来店。
「英語が喋れません。ラーメン大盛り。」と書かれた紙を差し出し、以後ずっと無言。ラーメンを旨そうに食したあと現金会計。特に不審な点は無かったが、そこからが不審だった。毎日日替わりで全く別の女性が来店して、同じ紙を差し出し、同じように食事して帰っていくのだという。それが一週間。
さすがにおかしいと思った店長が常連客から情報収集したところ、来店した女性はいずれも地元在住の女性であり、当然全員が英語ネイティブ。
そのうちのひとりの女性に会えたため来店時の事を尋ねたが、「来店した記憶は無い」とのことだった。防犯カメラの映像も見せたが「非常に似ているが自分ではない」とのこと。
それっきり、謎の女性客は来店しなくなった。
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