昔話のテイストで書かれた、若い男と子狐の娘とのお話。おおらかで損得勘定の鈍い男と、そんな男に助命の恩を返したい子狐の愛らしいやりとりが、訥々と描かれていきます。やりとりの温かみと文体の柔らかさがとてもマッチしていて、読み心地がとても良いです。まだ連載の途上ですが、十分に面白いです。更新、楽しみに待っています。