無題 2022.5.26

あなたと眠るよるは寒い

背筋をなぞる冷えた手は

夜を深く落としてく 誰もが黙る陶酔は

大人になれぬ子守唄

胸にしまった執着を

終わらぬようにとりだして

月に浮かべる

鐘が鳴る

深夜を揺する十二音 手の中だけまだ暖かい

永遠へ回帰する

その温度

忘れぬように

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