非道な魔王
俺は交通事故で死んだ後、この世界では邪神と呼ばれる存在に出会い特殊な力を与えられこの世界に転生した。
持っている加護が邪神の加護のため、人間の国では受け入れてもらえるわけもなく、命からがら行き着いたのが魔界
魔界で暮らしているうちになんやかんやあって魔王になってしまった。
先代の魔王を殴り飛ばした訳でもないし、実績があるわけでも無い。
邪神の加護を持っているだけで勝手に強いと思われ、邪神の使徒だとか言われて魔王を続けて12年あまり、7年前に召喚されたらしい勇者が仲間を引き連れて魔王城まで殴り込みに来た。
四天王すら秒殺されちゃったし一般的な魔族にすら劣る俺が勝てるわけ無い
生き残った部下たちを逃がして玉座の間で待っていると『バンッ』とドアが開かれた。
歩み寄ってくる勇者に声をかける。
「勇者よ、貴様が異世界から呼ばれたというのは本当か?」
するとなぜか自慢げに
「そうだっ!」
と返ってきた。
「この世界に来て7年か、米の食べられない7年間はどうだったか?」
哀れむような声色で語りかける。
「米?この世界には存在しないものだ、貴様がなぜしっている?」
「俺が転生者だからだ、そして転生する際に邪神より授かった力がこの『食物生成』言いたいことがわかるか?」
「く、くそ、、貴様それでも人間かっ!!」
「そうだ人間だ。たまたま邪神の加護を持っていたせいで、同じ人間に命を狙われたな、、、お前は俺を殺せない、俺の力は、食べ物であれば何でも出せるしやろうと思えば飲み物も出せる、お前では俺に勝てない、そして魔王である俺にとどめを刺せるのは勇者であるお前だけだ、どうする?勇者」
こうして魔王に勝てるのに殺せない勇者によって魔王の支配はまだまだ続くことになる
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