大人は戯言を言い子供は虚言を語る

ヘラヘタ

「大人は戯言を言い子供は虚言を語る」

学校行きたくないな、と僕は小さな絶望を抱えながら布団に潜り込んでいた

そして僕は「そうだ学校を燃やそう!」と明暗を思いつき布団から飛び起きた。

親にバレないように、床に広がっている大量のビンを避けながら一階に降りた

そしていつもお父さんがよく使ってる火がつく物を持って僕は学校に向かった、

裸足で駆け出して足に石などが刺さったけど、何とか校門前まで来れた

僕はこぼれ落ちるほどに落ち葉を抱えて集めて、火がつく物のスイッチを押した

「ボッ」という音と同時に僕は集めた落ち葉に火をつけ、燃え上がる

やがてその火は学校に燃え広がる、白かったはずの学校は黒色が広がっていく

バチバチと雷のような激しい音を立てて、学校が燃えていく様はどこか

儚く嬉しかった、この嬉しさは学校に行かなくてすむから嬉しいというわけではな

く、僕でもやれることがある!「力」があるんだ!と歓喜していた。

どれくらい時間が経っただろうか、学校が黒焦げになり、なんとか原型をとどめて

いるぐらいの時、消え入りそうな程の断末魔と共に先生が学校から飛び出てきた

先生は僕の前に倒れこんだ、先生は体中が燃えていて人と呼べるような形を保って

なかった、先生から肉が焦げたような匂いがする、そんな先生に僕は言った

「先生やったよ!やり遂げたよ!!先生言ってたよね、思いついたことは何でも

やってみろって!だから頑張ったんだよ!、これで僕でも100点だよね!?」

先生から返答はなかった、「どうして答えてくれないの?先生言ってたよね

お前には努力が足りないって、だから僕頑張ったんだよ?必死に努力して

やり遂げたんだよ?ねぇなんで?先生の言うとうりにしたじゃん」

そしてどこからかサイレンと大人達の叫び声が聞こえてきた、音が聞こえる方を向

くと、黒い影がゆっくり、ゆったりと拍手をしている、叫び声と拍手、サイレンが

重なり不協和音を奏でていた、そして黒い影は僕をいや全てを見て音をたてずに

笑ってた.....

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