週末TSロリおじさん

ふえるわかめ16グラム

第1話 週末TSロリおじさんとはしご酒

 真夏の夕暮れ時、とある駅の真横に併設された駐輪場の隣、一本聳える大きな欅の木の根元。平屋建ての居酒屋の中庭のようなスペースは、夏の間即席のビアガーデンになる。四隅に柱のある自立式のタープの下には、屋外用のプラスチックのテーブルに椅子が並べられているが、残念ながら閑散としていた。やはり暑く湿った夏の空気の中では、夕方とは言え冷房の効いた室内の方が人気なのだろう。


 そのうちの一つ、二十代後半くらいの髭面の男と、十代前半ほどの少女が一つのテーブルを囲っている。


 花柄のバケットハットを深めに被り、全面に小さなイラストのプリントされたTシャツを着た男と、清楚な半袖のブラウスに身を包んだ、カンカン帽の涼しげな少女がである。

 かなり濃厚な犯罪臭のする光景だが、周囲の客や店員に訝しむような様子はない。


「ハァー……正義!」

 ビールの注がれたジョッキをグイっと呷った少女がオッサン臭く唸る。

「この感じ良きよなあ。提灯が特に」

 男も手元のジョッキを一口呷ると、敷地の外周に吊られた提灯を顎で指し示しながら頷く。


「すんませーん! 生ジョッキでもう一つー!」

 少女が注文のため声を上げると、前掛けをした女子大生ほどの店員が気だるげに返事をする。どうやら、この少女は成人として認められているようだ。確かに彼女は派手すぎない化粧もしていて、具体的な年齢を見た目だけで判断するのは難しいだろう。

「飲むの早。つまみザーサイと冷奴だけで足りる?」

「おっけおっけ」


 すんませーん! 枝豆追加でー! と彼女が前言を音速で撤回する。


「まあ枝豆くらいならいけるかー」

「余ったら俺食うよ」


「それで食う量変わんねえんだから頭おかしい」と男にツッコミを入れられつつ、少女はジョッキに残ったビールを一気に流し込むと、心底満足げにハイライトを吸い始めた。


「あ、柴田君もビールいる?」

 少女が、カンカン帽を持ち上げ、前髪を分けながら男に伺いを立てた。細くしなやかな黒髪を左右二本のおさげにし、それを後頭部でまとめた——いわゆる編み込みハーフアップと呼ばれる——髪型が一瞬露わになる。


「あー俺はまだいい。つーか瑞稀おめぇスカート履いてんだから脚閉じろや」

 柴田と呼ばれた髭面男も被っていた花柄のバケットハットを一度かぶり直すと、少女の座り方を指摘した。

 なにせ彼女はどかりと背もたれに寄りかかり、煙草を燻らせながら大股を開いているのである。ひざ下まで届くスカートだが、流石に危うさやはしたなさを覚える。彼女は大きく笑いながら「君も履けばいいのに。涼しいぞ?」としたり顔でのたまった。


「あらやだスネ毛処理しなきゃ」

「オエー!」


「おまたせしましたー」

 そのタイミングで、先ほどの店員が気だるげにビールを瑞稀の前に置いた。

 二人、なんとも言えない空気を感じたのか薄ら笑いのまま小さく礼を述べると、彼女は冷たい目線を瑞稀へ向け、ツンとした態度のまま仕事に戻っていった。


「だから閉じろって言ったべ?」

 柴田が口元をへの字にして瑞稀を咎めれば。

「……ここの店員さん可愛いよな」

 彼女は事も無げにそれを受け流した。

「……それはわかる」


 全てがちぐはぐな見た目の二人組だが、お互い気心知れた仲である。時にくだらないことで笑い合い、時に無言で紫煙をくゆらせる。そうして四杯目のジョッキを空けた時には、すっかり夜の帳が下りていた。



 二人の元へ新しい飲み物が届いてすぐ、隣の駅のホームへ電車が滑り込んできた。ちらほら聞き取れるアナウンスの音と、ホームを行き交う人いきれが、真夏の厚ぼったい風に乗りぼんやりと伝わってくる。柴田と瑞稀は酒で上気した顔で駅から巣立つ電車を眺めると、二人して熱い息をはいた。


「「ふっ、風情ぇ〜」」

 二人の声がユニゾンする。

 瑞稀が大げさに呻き、芋焼酎のロックをぐいっと飲み干す。ほとんど中身の残っている状態だったが、漢の一気飲みである。

 柴田も満足げに顎髭をガシガシとやり、泡盛のさんぴん茶割りを呷った。一方こちらは常識的なペース。柴田は内心なぜこの見た目でそんなに飲めるのか改めて疑問に思いつつ、丁度すれ違うところだった店員を呼び止める。


「すんません、泡盛のソーダ割り一つください」

「あ、俺芋のロックでー」

「はーい」


 蒸し暑く気だるげな空気の中、テーブルの下で燃える蚊取り線香の香りと、暖色系のLEDが仕込まれた提灯のぼんやりとした灯。それらが合わさって、線路のすぐ隣にも関わらずどこか街の雑踏から一線を引いた雰囲気があった。





「これからどうする? 次行く?」


 しばらくして、ラストオーダーのドリンクを飲み終えた瑞稀が、グラスに残った氷を指でクルクルと回しながら柴田に問いかける。

 

「時間は、まだ八時前か。行くべか」


 柴田が腕時計を確認すると、まだまだ夜は浅い。メインの繁華街から離れた駅ではあるが、全く飲み屋のないような場所ではない。贔屓にしている店は今飲んでいるここくらいしかないが、せっかくなので新規開拓をしようとハシゴを提案した。


「やったー無限だー! なら俺あそこ行きたい、すぐ近くの横丁」


 彼女が嬉々として目的地の方向を指差す。この店から道路を挟んで少し行った所にある、昔ながらの短い横丁だ。以前からいつか訪れたいと話し合っていたのを柴田は思い出す。


「ええやん。行ってみっか」

「よっしゃ決まり」


 そうやって新たな目的地が決まった彼らは、会計を済まし意気揚々と居酒屋を後にした。具体的な店などの目星すら付いていないが、二人の足取りは軽い。



 **



 ナトリウム灯のような色味の街灯が並ぶ短い横丁を一往復した彼らは、その中間ほどにある喫煙コーナーで煙草をふかしつつ作戦会議を開く。


「韓国料理にイタリアン、スナックに……なんかよくわかんないヤツ。どれにするよ?」

 柴田が、飲料メーカーのロゴが掠れたベンチに腰掛けた瑞稀に問いかけると彼女が即答する。

「お店の中赤かったとこ! そこにしよう」

 確かに、物色中に通りかかった飲み屋の中で内装を赤と白に統一した店があった。雰囲気からして、洋食が中心の居酒屋だろうと予想した。


「どんな基準?」

「気分?」


 柴田は「気分かー」と頷きながら、吸終わった煙草を灰皿に押し付ける。それに合わせるようにすっくと立ち上がった瑞稀が、素っ頓狂な声をあげた。


「あっ! そういや俺今月誕生日!」

 瑞稀は目をまん丸に見開いて柴田に振り向くと、破顔しながら宣言した。

「お、そういや八月だっけ。二十八歳おめでとさん」


 柴田がハーフパンツのポケットに両手を突っ込んだまま相槌を打ち、「そんじゃあ次の店奢るわ」と提案する。

「マジでー? やったー!」

 夜の横丁に場違いなキャイキャイとした声が響く。

「ただなあ、これで二十八だもんなあ。この状態で身長いくつだっけ?」

「えーと、確か百三十ちょいだったかな。今度測ってみるわ!」

「うーんこの合法ロリ」

「合法の、なんだって?」

「なんでもねえ」


 二人はヘラヘラ笑いながら目的の店まで歩みを進める。しばらくすると、瑞稀が提案した「お店の中が赤いとこ」に到着した。

 一瞬柴田が彼女に目配せすると、ドアを開けて店内へ足を踏み入れる。


「ハイいらっしゃい」

 和柄の開襟シャツを着て、髪をピシッと固めた店主と思しき痩身の男がカウンターの中から柴田へ声をかける。店内はこじんまりとしており、カウンター席が七席と一番奥の突き当たりに四人がけのテーブル席があるだけだ。先客はカウンターの一番奥に、三〇代ほどの女性客が一人のみ。

「すんません二人ですー」

「お好きなお席どうぞ」

 柴田が右手の指をピースサインの形にして人数を伝えると、男は作業を続けながら案内をする。


「カウンター? 座れる?」

「よじ登るわ」

 座面に赤く染められた革が貼られた背の高いスツールを指差した柴田が、後に続く瑞稀へ問いかけると、彼女は崖を登るようなジェスチャーをして笑う。

 入り口から一番近い席に柴田が、その隣へ瑞稀が座った。


「こちらおしぼりですね。最初の飲み物何にしましょ?」


 厳つめな見た目とは裏腹に、気さくな感じでおしぼりとA4サイズのメニューを差し出す男。二人は軽く礼を述べ、顔を寄せ合いメニューを眺める。


「ビール?」

「ビール」


 様々な酒類が羅列されているが、二人は迷うことなく最初の注文をビールに定めた。


「すみません、生二つください」

 顔をあげた柴田が、店の扉をくぐった時と同じように指を二本立てながら言う。

「あいよっ」


 カウンターの中の男は歯切れよく返事をすると、冷蔵庫から背の高いグラスを取り出し、サーバーから黄金色の液体を注ぎ始めた。カウンターに備え付けられたサーバーには、黒地に黄色い星の刻印が輝いている。


「お、先生こちらのビール黒ラベルですよ先生」

 柴田が腕を組んだまま瑞稀へ体を傾け耳打ちすれば、彼女もいたって真面目な表情で頷き、しみじみと「大正義」と呟いた。


「ハイお待たせ生二つね」


 流れるような所作で二杯のビールを注ぎ終えた男が、二人の前へコースターとグラスを差し出す。薄いガラスでできたグラスの表面には早くも汗が浮かび、液体の中で立ち上る細やかな泡を認めた柴田が喉を鳴らす。フォトジェニックと呼んで差し支えないほどに完成されたそれを手にした二人は、くつくつと笑いながらグラスを合わせた。


 喉で味わう飲み物とはよく言ったもので、二軒目とは思えない勢いでビールを流し込めば。


「「ういいいい」」


 低高ふたつのうなり声が重なる。

 そんな、目の端に涙を浮かべる二人の前に小鉢が置かれた。


「お通しの春雨の酢の物ねー」

「はいー」


 真夏にぴったりなお通しではあるが、予想していたよりも大分和風なメニューである。


「お兄さん達初めて?」

 カウンターの中から、男が二人に問いかけ、柴田が煙草を取り出しながら返答する。

「そうですね。なにかフードのおすすめとかあります?」

「今日はねぇ、鯨の竜田揚げとかいかがでしょ?」


 想像していたよりがっつり和風である。それなのに、店内には洋楽のパンクロックがBGMとして流れ続けている。しかも一般的にメロディックパンクやポップパンクと呼ばれる、パンクロックのサブジャンルだ。店主と思しき男の格好と店の雰囲気、そしてメニューのミスマッチさが愉快である。


「正義だー!」

「じゃあそれ一つお願いします」


 おすすめのメニューがお気に召したのか、瑞稀が歓声をあげるとそれを横目で眺めた柴田が注文を確定する。


「あいよっ」


 男は再び歯切れの良い返事をすると、カウンターの再奥部にあるキッチンにて調理を始めた。

 初めて訪れた店だが、今の所感触は悪くないと柴田は思った。清潔なスツールにカウンター、程よく効いた冷房。ビールもよく冷えたものがすぐに提供された。二軒目にもなれば、こういう口当たりのいい薄手のグラスで飲むのがいい。


 柴田が一人胸中で評価を下していると、すぐ左側の入り口の扉が開き、アロハシャツを羽織った若い女性がやってきた。


「お待たせしました店長、ただいまでーす」

「おっありがとうねー!」

 どうやら痩身の男が店主で、彼女はアルバイトなのだろう。彼女は手に持ったビニール袋を掲げながらカウンターの内側へ入ると、柴田と瑞稀に「いらっしゃいませぇ」と声をかける。

 それに対して二人も会釈しつつ返事をすれば、彼女は瑞稀を見て硬直した。


「……てんちょお?」


「あ?」

 

 彼女はそそくさと横移動にて店主へ近寄ると、割と大きめな声で耳打ちをした。最も遠い柴田のところまで、「みっ、未成年に飲ませるとかバカなんですか!?」やら「バレたらマズイっすよ!」やら「コンプライアンス!」とやら聞こえてくる。


 それを聴いてなぜかドヤ顔の瑞稀と、髭を撫でながら面白そうに眺める柴田。そしてカウンターの奥の女性客は必死に笑いを堪えている。


 腕を組み両目を閉じ、時折うんうんと相槌を打っていた店主だったが、アルバイトの彼女がまくし立て終わるのと同時にパコンッと彼女の頭を叩いた。


「バカタレこの!」

「痛い!」


 彼はお客さんに失礼だろと小言を漏らし、瑞稀にひとこと詫びを入れながら二人の前に新しい皿を差し出した。白地に青で柄の描かれた丸皿に、千切りのキャベツと黒っぽい肉質の鯨肉の竜田揚げが小さな頂を作っている。新鮮そうなレモンが添えられていて目にも鮮やかである。


「うまそっ」


 瑞稀はたまらずに声をあげた。


「お兄さんたちもう結構飲んでるよね?」


 店主は伝票に何やら記入しながら二人に問いかける。

 柴田の目はトロンとしているし、延々とニコニコしている瑞稀も酔っ払いのそれだ。三六〇度どこから見ても立派な酔っ払いだろう。


「そうっすねえ。駅の方で二時間くらい」

「じゃあそちらのお嬢さんも一緒に?」

「一緒に」

「そういうことだよ佐々木ちゃん?」

 唇の端をニヒルに釣り上げた店主が、後頭部を大げさにさする彼女へ言った。

「ハイハイ私がわるかったですよごめんなさいー」

 アルバイトの彼女は、芝居掛かった大仰さで作業台にビニール袋を置くと、その中身を取り出し始める。

「反省してねえなおめぇこの」


 店主はもう一度、今度は軽めに彼女の頭を叩く。


「店長これパワハラで私勝てますからね!?」

「佐々木ちゃん、ちょっとは考えてモノを言いな?」

 彼女は文句を言いつつ、冷蔵庫の中へ炭酸水のペットボトルを仕舞っていく。このような彼女と店主の掛け合いはよくあることなのだろう。カウンターの奥の女性客が優しく労いの声をかけていた。


「なんか愉快なお店だな?」

 ビールで唇を湿らせた柴田が、煙草の煙をゆっくり吐き出しながら隣の瑞稀へ話しかければ。

「ん! 柴田君も食べな、鯨うまいよ!」

 彼女はもしゃもしゃとキャベツを口へ詰め込みながら皿を移動させる。

 気がつけば、大きめに調理された竜田揚げの一つが既に無い。柴田はサンキューと返し、その中の一つを箸で持ち上げ齧り付いた。


「久しぶりに食ったけどなんかいいな。うまいうまい」

「臭みが逆にうまい。うまいは臭い」


 二人が感想を言い合っていると、一仕事終えた彼女がやってきて「先ほどはお見苦しいところを……。あ、お次何か飲まれます?」と声をかけてきた。

 ちょうどグラスが空いたタイミングだったため、柴田はメニューを取り出す。


「瑞稀、臭いウイスキー好き?」

 柴田は何かメニューの中に気になるものがあったのか、瑞稀の肩を叩く。

「んん? ウイスキーわかんないから任せる!」

 彼は「任された」と頷き、カウンターの中の女性へ注文を伝える。


「ラフロイグのソーダ割り二つお願いします」

「シングルとダブルいかがなさいますか?」

「シングルで」

「かしこまりました!」


 彼女はハキハキと受け答えすると、そのまま店主に注文内容を復唱した。実際は注文中から会話が聞こえていたのだろう。彼は既に白いラベルの貼られた緑の瓶を手にしていた。

 丁寧ながら素早い、何度も繰り返して洗練されたであろう所作でウイスキーを規定量注ぎ入れる。そして彼が冷蔵庫から取り出した炭酸水のキャップをひねった時だった。


 ブシュッと音を立て、派手に炭酸水が吹き出した。


「あっ」


 店内の誰とはなしに、そんな声が上がった。


佐々木さぁさぁきぃ?」

「うえええ私ぃ!?」



 ****



 終電一本前の電車に揺られ、お互いの共通の最寄駅で下車する。二人とも同じ県内の出身だが、柴田はこの街から車で一時間半ほどの生まれなので、単身者向けのアパートに住んでいる。それに対して瑞樹は週に二日ほど少女になってしまう難儀な体質のせいで、今だに実家暮らしだ。彼女には兄がいるが、既婚者のため家を出ているので現在は両親と祖父との四人で暮らしている。


「メロパン流れてるの良かったなー」

 柴田が上機嫌に、太ももの付け根あたりをパタパタ叩きながら口を開く。そのまま返事を待たず、独り言のように「やっぱ九〇年代だよ、ブリンクとかランシドやりてー」と続けた。

「ああーいいねえ!」

 それに対して瑞稀も大きく頷いた。


 二人は駅から家まで続く下り坂を、雑談を交わしながら歩いていく。二軒目までしっかり飲んでいたせいか、お互いに立派な千鳥足だ。ほとんど車通りのない道なのをいいことに、瑞稀はケラケラと笑いながらくるりと回る。遠心力で、ひざ下まである丈のスカートが広がった。彼女の頬はアルコールで赤く染まり、一目で上機嫌だとわかる笑みを浮かべている。

 一方柴田も、店で流れていた曲を口ずさみながらエアドラムなんかをしている。こちらは完全に酔いが回っている様子で、首が据わっていない。お互いに、に酔っ払うことができたようだった。



 そうしているうちに、袋小路の突き当たりにある一軒家の前にたどり着いた。彼女の住む家だ。


「んーいつも送ってくれてありがとな」

 玄関の階段を飛ぶ様に登った瑞稀が振り向き、目線の近くなった柴田に礼をする。

「おうよ。帰り道だしモーマンタイ」

「それじゃあおやすみー。バイバーイ」

「はいーおつかれさんーおやすみー」


 それに対して柴田は、左手をズボンのポケットに入れたまま右手をヒラヒラとさせて別れを告げる。瑞稀が笑いながら玄関のドアに吸い込まれたのを見届けると、彼は小さく鼻で息を吐き出し踵を返した。


「さて、コンビニでビール買ってけえっぺし」


 寝静まった住宅街の真ん中、満足げに独り言ちた柴田は煙草を一本咥え、火をつける。

 彼はたっぷり煙を吐き出すと、少しだけ遠ざかってしまった住処に向かって、ふらふらとした足取りで歩き出した。

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