第4話 誰かの声

 私はこんなにおっとりしてそうな人が雲の長を勤めていることに驚いた。想像していた長とは大分違う。もっと髭が伸びてて怖そうな顔をしてて筋肉がモリモリな人が長だと思っていた。

 私も挨拶をしようとしていると、私が開けた穴の方から

「助けて!」

 という声がした。

私達は慌てて穴の方へ走った。

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