私がわたしである為に……
宮野 楓
私がわたしである為に……
何故、小説を投稿し始めたのか?
ふと思えば、高校は文芸部に入部していて三年間は小説を書いていた。
だが短期大学を経て私は社会人になった。
大学からだが大学時は勉強に追われて、社会人になっても勉強や仕事に追われて、書く、という事すら忘れていた。
そんな私が小説を投稿するという事に至るには、ある事があったからだ。
ここは凄く自分自身でまだ整理がついていなくて、書けそうにない。
だが私自身にとっても大きな出来事があった、という事実だけ書いておく。
もう少ししたら私はこの事も書けるかもしれない。だが今は書けない。
核心部分をあやふやにしてしまったが、その出来事により小説をまた書き始めたのだ。
小説は現実世界ではない世界に私自身を連れて行ってくれた。
読んでいても、もちろん違う世界に連れて行ってもらえるのだが、自分で書くと想像が膨らみ、自分の作品だからその想像した世界観に浸りながら書けるのだ。
これが私にとって、とても救いになっている。
現実世界を見なければならない時もある。
だが逃げ場があるのとないのとでは違う、と私は思う。
逃げ場がないと、自分で自分の首をゆっくりと絞めていく。
私は小説を書く、という行為に、高校で出会っていたが、社会人になって、書く意味を見出だした。
書いていると、他の人にも楽しんでほしい、読んで欲しい、という欲求も湧いてきた。
贅沢な思いだが、そこからSNSを使ったり、新しいゲームを始めたり、人と関わりを大事にしようと思えたり、自分にとって転機だったと言える。
きっと人にとっての転機は、その人の分だけあり、また必ずしも転機は一回だけではないだろう。
私にとって、私がわたしである為に、今、小説を書くという事が転機になっただけだ。
証拠に今、であって、高校の頃には転機になっていない。
行動もそうだが、その人にとってタイミングもあるだろう。
だから別に私は誰かに何かを勧めたりはするが、押し付けはしないと決めている。
やりたい、はじめたい、そう思った時が、その人にとってハジマリなのだ。
上記は全部、私個人の考え方だ。
考え方も人それぞれで、肯定してくれる人もいれば、否定される方もいるだろう。
だが、それでいい、と思う。
皆、同じ考え方だったら気持ち悪いと私が思うからだ。
私は、わたし、でありたい。
気が付けば人の顔色を窺って、自分の考え方を見失っていたと思う。
実は自分の考え方を声に出すのは苦手だ。そしてアドバイスを求められた時も、中々こうしたらいいんじゃないの、が出てこない。
薄っぺらい人間だ。
自分の考えをしっかり持てない自分に苛立ちが募るときもある。
私は、わたし、でありたい。
遅いかもしれないが、ゆっくり自分の考えを持てる自分になりたいと思う。
小説の感想を書き始めたり、ゲームをはじめてゲームの中の人と交流し始めたのは、その練習だ。
全部気が付けせてくれたのは、今は書けないある事と、小説を書くという行為だった。
変われる、と信じたい。
私は、わたし、でありたい。
だから色んな出来る事をしてみたいと思う。
スポーツは苦手だが、まぁ、好き嫌いは仕方ないと思いたい……。
実はこれをエッセイと思って私は書いている。
だが違うかもしれない。
でも書いてみる。初めて———
私がわたしである為に…… 宮野 楓 @miyanokaede
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