第38話 期待外れ
僕は教会に朝から飛んでいった。
今日は奮発して20スベルを寄進して祈った。
やはり、今回も女神では無く元神が現れた。
「どうしたのじゃ、凄くご機嫌だが?」
「ついに揃えたんですよ、ゆうしゃの装備一式ほら」
「マジですか?」
「マジです!ほら!」
せれす
れべる 13
HP 158/158
MP 132/132
つよさ 12112(112)
ぼうぎょ 19102(102)
けいけんち:1347
そうび :せるすのけん(ゆうしゃのけん): せるすのよろい(ゆうしゃのよろい):せるすのたて(ゆうしゃのたて):せるすのくつ(ゆうしゃのくつ)
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト
「可哀想な事をしてしまった」
「どうしたのですか?」
「いや、すまんの、解かり易いように表示されるようにしてあげような」
せれす
れべる 13
HP 158/158
MP 132/132
つよさ 112(+30)(+12000)
ぼうぎょ 102(+60)(+19000)
けいけんち:1347
そうび :せるすのそうび(けん よろい たて くつ)(ゆうしゃのそうびぜんぶそろった!)
かご:ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない ゆうしゃまほうがつかえる
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト
+の数値は、今は使えない。
「これはどういう事ですか?」
「わし、ぼけていた、すまない、つい昔のつもりで話してしまった」
「説明して下さい」
「本来「ゆうしゃ」は、その昔わしがまだ神だった時に、今の魔族ではない魔族と戦う為に作ったんじゃ」
「それは解りますけど、だから何なんですか?」
「その時の初代勇者がセルスでその装備していた最後の武器は聖なる武器として引き継がれていったんじゃ」
「これが、その武器や装備ですよね?」
「そうじゃが、これは当時の魔族専用武器での!」
「まさか!」
「そうじゃ! 今の魔族達にはただの武器にしかならない..見た目のまんまの能力じゃ」
「うがーっ、まさか最初の(+30)(+60)が今の能力そういう事ですか?」
「すまぬ、この前は昔を思い出してつい興奮してしまって、すっかり勘違いじゃ」
「あの、もしかしてこれって《ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない》ってまさか」
「うむ、聖なる武器だから他の武器に持ち換えれないように加護がついておる」
「それってこの世界だと、ほかの武器を持てないという呪いじゃないんですか?」
「うむ、そうかも知れぬ、だが、ゆうしゃの装備に選ばれるというのは光栄な事なのじゃ、この世界の聖剣に選ばれると同じ位のな」
「だが、それは?」
「使えないの...なーんも役には立たないボロ装備じゃよ」
「なんなんですかーこれ、またハンデが増えた、そういう事ですか..」
「すまぬの..ただ一つだけ良い事もあるぞ..これじゃ《ゆうしゃまほうがつかえる》じゃ」
「これは?」
「ゆうしゃのみが使える、雷を纏った魔法が使える、これはこの世界ではお前だけじゃよ!」
「能力はどの位強力なんですか?」
「うむ、炎や水でも同じ威力の魔法はあるのぉ」
「そうですか..はぁー」
《また僕だけこんな思いしなくちゃいけないんだな》
「本当に済まなかった..」
「良いんです..」
「何か、罪滅ぼしをいつかさせてもらう本当に済まなかったの」
次第に涙が流れて来た。
せれす
れべる 13
HP 158/158
MP 132/132
つよさ 112(+30)(+12000)
ぼうぎょ 102(+60)(+19000)
けいけんち:1347
そうび :せるすのそうび(けん よろい たて くつ)(ゆうしゃのそうびぜんぶそろった!)
かご:ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない ゆうしゃまほうがつかえる
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト
って本当は..
せれす
れべる 13
HP 158/158
MP 132/132
つよさ 142
ぼうぎょ 162
けいけんち:1347
そうび :せるすのそうび(けん よろい たて くつ)(ゆうしゃのそうびぜんぶそろった!)
かご:ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない ゆうしゃまほうがつかえる
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト
こんな力しか無いのに金級冒険者...
こんなんじゃ魔族なんて戦えないじゃんか..今回のは運が良かっただけだ。
結局、駄目じゃん、あの身に着けた時の高揚感は一体何だったんだよ...結局僕は弱いままじゃないか!
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