人生後天性

カクヨミ

第1話

動けない不安を挙げて猟奇的に発言

机に弱気を提げて着席するそこは誰の席でもない

背中押されたって周りのご機嫌取りで私を損なう

なんだって嫌々生きてる惨めがお似合いの人生

火傷ヤケドして青炎を知覚するヒエラルキー

懐に入って温かさを計るぶっ飛んだクレイジー

優しさを疑う醜い存在 あいつのせいで景色が様変わりだ


踏み出せなんて前提がいつも私の否定文だった

常識は多数決 生まれついての不条理が爪弾きするマイノリティ 

腫物を扱える器用な奴らが説く道徳は同情 自己満 救いのない聖書

だから誰にも触れさせないで守った 呑まれどれだけ苦しもうと  

死んでも同じなんてクソくらえ


一方的な歩み寄り 片利だと蝕まれ 拒んで価値を確立

蹴散らされて自尊心を捕食 変わりたいって矢先の的外れで

取り返しが効かない不合格を押された気分

変わるが善で変わらないことはそうじゃないみたい

ほらまた当たり前を飲まされてく 


立ち向かうが正義はいつも私の疑問文でした

正体は主観 それで救われた存在を漫画の中だけで知っている

動機もそれに従う行動もそれが正しいからって主人公のオウム返し

やる気のない答えだけご立派な大人こども

誰も救おうとしないからそれが裏付け きっと私もそう

背負うことが無理だと知った今私は諦める

些細でいい 寄り添える ただ誰かの助けになれるそれを探していく

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人生後天性 カクヨミ @tanakajk

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