空「木更津キャッツアイ」

空「今までになくクリーンヒットした」

み「寄せばいいのに……」

空「地元が近いのもよくない。見知った風景、慣れ親しんだ空気感、2度と戻らないあの日々……」

み「呪詛か何かですか?」

空「ずるいのよ。20歳そこらの全能感と自由と物足りなさと不自由さが、こう、酒とタバコで全て裏返って『まぁ、明日でいっか』ってなる感覚が。あの時、私の手の中には確かにあったのに自覚がなくて。そのうえ、いつの間にか届かないところにあって……今こそ喉から手が出るくらいほしい……血吐きそう」

み「しかしクドカンの展開力はさすがですね」

空「私の嵐の十八番はa Day in Our Lifeなの知ってた?」

み「その……それは斜なのか王道なのかイマイチ判別つかないですね」

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