第58話 「アーサー国到着!」

「サラさん!リエラ姉さん!

もうすぐアーサー国でに到着ですね!とても楽しみです!」


「リエラ!あなたの妹はどうしていつも緊張感が足りないのよ?

遠足に行く訳ではないのよ!」


「ごめんなさい!サラさん!

でも不思議と成功するような気がするのです!私達は、神官府の全面的な支援があり、神官長様からの委任状も預かっています!私達の護衛には、神官長様の側近である近衛兵団の精鋭部隊が行動を共にしてくれているから、何の心配もいらないですよ!」


「セツラは、一番年下なのに、いつも堂々としているわね!私も見習わないといけないわね!」

<セツラは、何か・・不思議と強いオーラがあって・・威厳があって、格が違うように感じるのは、どうしてかしら?>



「そうよ!サラ!大丈夫!

私達には、アーサー国にとって、決して損のない交渉条件を用意しているのですから!きっとアーサー国の商人組合員が多数参加してくれる筈ですから、有意義な話し合いができる筈、私達も頑張りましょう!」


「そうね!私も何だか勇気が湧いてきたわ!

ありがとうね!」



「ようこそお越し下さいました!

リエラ商会の幹部の皆様!

私は、アーサー国商人組合代表ダルクと申します!」


「恐れいります!私は、リエラ商会代表リエラと申します!

そしてこの二人が今回デルタ王国を代表として参りましたサラと妹のセツラと申します!この度は、我々の申し出を受け入れてくださり、心から感謝申し上げます!」


「こちらこそ!有意義な交渉を期待しております!

あなたがたは、デルタ王国において、大胆な改革をなされ、その勇士は、隣国である我が国まで聞き及んでおります!

宰相閣下が詳しくお話を伺いたい!と申しておりまして、宰相閣下の屋敷において歓迎の晩餐会を用意しておりますので、ご案内いたします!」


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