第2話 だから私は無実です、手を出さなければ

「魔力適正?なんですかそれ」

俺がそう尋ねると、蜥蜴男は首を傾げながら答える

『馬鹿にしてるのか?この世界で生きてる以上この言葉を知らないなんてはずはないが?』

どうやら一般常識みたいだ、分かるわけない

俺はこの異世界に生まれ落ちたばっかりなのだから。

「信じてもらえないかもしれないけど、俺は元々他の世界から来た。」

俺がそう答えるとおちょくられたと思ったのか、蜥蜴男が激昂してまたもや槍で此方を突いてきた

二回目だからか、次は初撃をぎりぎり躱す事が出来た。

しかし同じことが続くとは限らなかった、二発目の槍が俺の脇腹を掠めた

蜥蜴男は勝利を確信したのか次の攻撃はせず、此方を見下ろしていた・・

「すみません、一回だけ話を聞いてください」

俺がそういうと、蜥蜴男はわかったと言い槍を床に置いた・・

「実はですね・・」

そう言いながら蜥蜴男に近づいた。

そして懐に入り込みそのまま蜥蜴男の腹目掛け全力の一撃をお見舞いしてやった。

蜥蜴男はそのまま綺麗にベッドに吹っ飛び、頭をぶつけそのまま気を失った。

「バァァァァッァァカ!!!油断したほうが負けるんだよ!」

俺はそう言って、次にネズミ男のほうを見た

ネズミ男は震えながら『お前!警備隊に手を出したな?!すぐ隊長呼んでやr」

言い切る前に顔面にストレートをかますとネズミ男はその場で倒れこんだ。


数十秒時が経つと、冷静になるとともに冷や汗が出てきた

これはやってしまった・・・確実に終わった

部屋の鍵は開いていたみたいで、扉を開け俺は逃げ出した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

寝ていたら異世界に飛ばされてしまったのですが、自分の能力はなんですか? ねむいです @nemui_1112

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ