第4話 新顔と新武装

 Hunter's rustplaatsはオランダ料理が絶品だという評判で人気になった食事処だ。中でも軽食や酒のツマミにもなるクロケットが一番人気で、この店においては看板料理と言っても過言ではない。

 無論、常連である明嗣もいちいち言わなくても注文に入っているくらいには、クロケットを気に入っていた。


「はいよ」


 こんがりとキツネ色に揚がった小さな俵型の揚げ物にマスタードを添えた皿を、明嗣は待ってましたとばかりにアルバートから受け取った。


「ここに来たらまずこれを食わないとな。んじゃあ、さっそく......」

「おい、キベリングとアップルタルトも作ってるからもうちょい待ってろ。今日は新顔も来るんだよ」

「新顔?」

「おう、そうだ。しかも喜べ。それも女の新顔だ」

「女、ねぇ……」


 女と聞いた瞬間、明嗣の脳裏に交魔駅で出会った彩城 澪の姿が浮かんだ。しかし、彼女からは同業者特有の空気が感じられなかったのですぐに振り払う。もう一人、心当たりがあるにはあるが、そっちもそっちであまり良い印象を抱いていない。期待した通りの反応を返して貰えなかったアルバートは不思議そうに明嗣へ声をかける。


「どうした? なんか女で嫌な事があったのか」

「まあな。あれは今年のアタマくらいの事だったかな……。とあるレストランで……」


 明嗣が事情を語り始めた瞬間だった。表のドアが開き、ドアベルがチリンと鳴る。二人がその音に反応すると同時に、店の中へ入って来たのは明嗣と同年代と思われる少女だった。


 彼女はウエストの部分を結んだパステルイエローのサッシュ・ブラウスの上に白いカーディガンを羽織っていた。ボトムスは藍色のスキニーパンツ、靴はダークブラウンのローファーを履いている。そして、何よりも目を引くのは肩に背負った現代社会に生きる者のファッションに似つかわしくない、口を赤い紐で縛った紫の竹刀袋であった。荷物を持ったまま、軽く店内を見回しつつ、ティアラをイメージするように髪を編み込んだクラウンカットの栗色の髪を揺らす彼女は、店の内装や雰囲気に対して若草色の瞳を輝かせながら感動の声を上げた。


「わっ、すっごい! 店の中がピカピカ! 雰囲気も落ち着いてて良い感じ......ってあれ? 明嗣?」

「うーわっ、マジか。よりにもよって......」


 声を掛けられ、明嗣があからさまに嫌そうな声を上げた彼女の名は持月もちづき 鈴音すずね

 彼女も明嗣と同じ吸血鬼ヴァンパイアを狩る者であり、たった今話そうとしていたの関係者である。

 

「なんだお前ら。知り合いだったのか」


 二人が知り合いだった事にアルバートは思わず目を丸くした。すると、明嗣は当時のことを思い出したのか肩を落として答えた。

 

「前に仕事した時、ちぃっとあったって所かな。つか、今その話をしようとしてたんだよマスター」

「何なに? アタシの話してたの?」

「ああ。お前が作ったクソまずいフィッシュフライバーガーを食わせられた上に雑魚掃除を押し付けられた話をな」

「まだ根に持ってたの!?」

「当たり前だ! 食いモンの恨みは恐ろしいって知らなかったのか!」

「あれは謝ったじゃん!」

「世の中ごめんで済めば世話ねぇんだよ! だいたいあの仕事で俺が貰えた依頼料は雀の涙だぞ! あれじゃ、弾一箱分だって買えやしねぇ!」

「貰えたんなら良いじゃん! アタシなんてあの後、依頼人がバックれてタダ働きだったんだからね!?」


 出会い頭に始まった明嗣と鈴音の言い争いをしばらく見守っていたアルバートだったが、いつまで経っても終わりの見えない事を見かねてか、ついに口を挟んだ。


「おい、お前ら。そこまでにしておけ。これからは二人で組む時もあるかもしれないんだから仲良くしろ」

「はーい……」


 アルバートの言葉に鈴音は素直に返事をしてみせた。だが明嗣は不服の声を上げる。

 

「俺は単独行動ソロ派なんだけど。誰かに背中を預けるなんてゾッとしねぇ」

「口答えするな。俺は子供ガキに仕事は回さないからな」

「そう言いつつ、なんだかんだ俺に頼むくせに」

「ほぉ、そうか。じゃあ今回はテストも兼ねて嬢ちゃんにするかな?」


 ぴらっと人差し指と中指ではさんだメモ用紙をちらつかせるアルバート。ふたつに折られたそれは、この店に電話を掛けてきた相手が合言葉を口にした時に出来上がる依頼書、つまり吸血鬼ヴァンパイア狩りの注文書オーダーだ。このままでは、今回の依頼が鈴音の手に渡ってしまう。だが、明嗣は痛くも痒くもないと言いたげに口を返す。


「はっ。一匹持ってかれたくらいどうって事ないね。わざわざこっちから出向かなくても俺を殺しに向こうからやってくるからな」

「でも金はもらえねぇ。狙ってくる吸血鬼ストーカーを返り討ちにしてもただ疲れるだけ、だろ?」

 

 明嗣は返す言葉を持ち合わせてなかったため、黙り込んでしまった。

 仲間と袂を分かった吸血鬼は、裏切り者として同胞の者達から命を狙われる事となる。人間に味方し、仲間に矛を向けた明嗣の父親、アーカードも例に漏れず命を狙われる事となった。

 その際、明嗣のあずかり知らぬ所でアーカードはよっぽど吸血鬼達の顰蹙ひんしゅくを買ったらしく、「アーカードの血は根絶やしにしろ」という、明嗣からすると非常にはた迷惑な掟が出来上がったらしい。

 ならば、見敵必殺サーチアンドデストロイ。こちらから出向き、「られる前にる」事でしか生き残る道はない、と教えてくれたアルバートに付いて回り、経験を積み上げて現在に至るのが明嗣の半生なのである。

 

「……チッ。わかったよ。言う通りにするから注文オーダーくれよ」


 明嗣は敗北宣言代わりに舌打ちをし、メモ用紙を受け取った。すると、てっきり自分にお鉢が回ってくると思っていた鈴音は驚きの声をあげる。


「え!? アタシにくれるんじゃないの!?」

「悪いな、嬢ちゃん。ウチはメンバーズカードがねぇと仕事を回してやらない事にしてるんだ」

「えー、今までのやり取りの意味......。ていうかアタシ、そんなのなくても良いんだけど」

「特典として注文が無料になるとしてもか?」

「うっ。それはちょっとグラっとくるかも……」


 突如明かされた会員特典に鈴音は悩むように腕を組んだ。先程から横目で明嗣の前に置かれたクロケットをちらちらと見ていたので、おそらく脈はあるのだろう。アルバートは目線で明嗣に「クロケットを一つ分けてやれ」と指示する。先程のやり取りの直後だったので、明嗣は素直に指示に従い、鈴音へとクロケットが盛られた皿を差し出した。


「一つ食ってみな。うまいぞ」

「うー……じ、じゃあ一個だけ……」


 アルバートに促されるまま、鈴音はマスタードが塗られたクロケットを一つ口の中へと放り込む。二、三回ほど咀嚼してからクロケットを胃の中へと納めた鈴音は、思わず目を見開いた。


「なにこれ、うまっ! じゃがいもがホクホク! ねぇ、もう一個ちょうだい!」

「だめ」

「そんなぁ……」


 これ以上はやらないと明嗣に皿を取り上げられた鈴音は、おやつを没収された子供のような表情で悲しそうな声を出した。すると、アルバートは悪魔が召喚者を誘惑するような笑みを浮かべ、鈴音に声を掛ける。


「カードを作ればこれが食い放題だぞ。さぁ、どうする? 他にも色々あるぞ〜」


 そう言いつつ、アルバートは白身魚のフライにガーリックマヨネーズを添えたオランダ料理、キベリングを運んできた。まだ揚げた時の熱が残っているのか、パチッと魚の脂が弾ける音がした。そこへ、狙いすましたかのようなタイミングでアップルタルトの焼き上がりを知らせるオーブンのベルが鳴る。八等分に切られ、運ばれて来たアップルタルトの皿には、なんとご丁寧にアイスクリンで球体に整形されたバニラアイスまで添えられている。今ドキの"映える"スイーツを前にした少女の胃袋は思わず、あれが食べたい、と唸り声をあげる。

 さらに隣では、明嗣がさも当然のように料理を口へ運び、美味しく食事をしているのだから、お預けをされている鈴音としてはたまった物ではない。

 ここまでされては、いくら強情な姿勢を取ろうとしても育ち盛りなお年頃の少女の食欲には耐えられるはずもなく……。


「作る! カード作るからそれ食べさせて!」

「よし、交渉成立! それじゃ、歓迎会だ! 遠慮なく食え!」

「ぃやたっ! いっただっきまーす!」


 やっとお預けから解放された鈴音は、まずキベリングに手をつけた。魚のフライに刺さった楊枝を手にし、ガーリックマヨネーズをつけてから口へ運ぶ。


「ん〜! これも美味しい! ニンニクの風味が良い感じに効いてるからいっぱい食べれそう! ねぇ、他に何作れるの!?」

「大抵のモンは作れるぞ。朝に来たらパンネクックやトーストとかも出してやれる」

「パンネクック……って何?」

日本ここで通りが良い呼び方をするなら、パンケーキみたいなモンだな」

「ほんと!? じゃあ、毎日ここに来たらいつも映える朝ごはんを作ってもらえるんだ!」

「おう、そうだ。まぁ約一名、米も食わせろと抜かす奴もいるがな〜?」


 目を輝かせる鈴音の質問に答えつつ、アルバートはジトッした視線を明嗣の方へ向ける。しかし、当の明嗣は痛くも痒くもないと言いたげに、涼しい表情でクロケットを口へ放り込んでいた。


「パンケーキ美味しいじゃん! アタシは毎日パンケーキでも良いくらいだよ!? なんでなの、明嗣!」


 信じられないと言いたげに明嗣へ話を振る鈴音。すると、明嗣は面白くないと鼻を鳴らした。


「毎日朝から小麦粉を食わされる身になってからそんな事言え。こちとら拾われてから十年、ずうっとだったんだぜ。たまには違うモンを食いたくもなるさ」

「うーん……そういうものなのかな……。っていうか拾われた?」


「拾われた」という明嗣の言葉に鈴音は耳ざとく反応した。しかし、明嗣はそれ以上言及をしなかった。

 その話題を深堀りする前に、アルバートが白い布をかけたトレイを持ってきたからだ。


「明嗣。お前、今丸腰だろ?」

「ああ。空港の荷物検査に引っかかるから運び屋に任せた。だから、届くまでここから適当にエモノを借りようかと思ってる」

「ふざけんな。お前に貸して無事に返して来た試しがないだろ。まぁそれは置いといて、だ。お前にいっつも世話ンなっている黒鉄くろがね銃砲店からプレゼントが届いているぞ」


 そう言いつつ、アルバートはトレイから布を取り去った。

 黒鉄銃砲店とは、銃把グリップで相手の頭を殴りつけるなど手荒い銃の使い方をする明嗣がよく修理で世話になるガンショップである。もちろん、日本は銃規制が厳しいため、裏でこっそりと営業している店だ。

 バサッという布が跳ね上がる音と共に姿を表したのは、白銀と黒鉄の二丁で一対の自動大型拳銃オートマチックマグナムだった。


「高校に上がった進級祝い、だそうだ。二丁ともお前専用に作られた特注品だぞ。後で礼言っとけよ」

「物騒な進級祝いだなぁ......。つか、わざわざ新調しなくても今までので十分......」


 呆れたように口を返す明嗣だったが、白銀の銃を手に取り、弾倉を手にした瞬間、目の色が変わる。遊底スライドの側面に刻印されたその銃の銘は〈 Anti vampire automatic magnum White Dispell〉。銃身35cm、重量11kg。装填される弾薬、水銀製弾核を採用した10mm 水銀式炸裂弾エクスプローシブ・シルバー・ジャケットは、着弾すると一撃で吸血鬼ヴァンパイアの首から上を吹き飛ばす事ができる強力な代物だ。

 もう一つの黒鉄の銃、〈Anti vampire automatic magnum Black Gospel〉は、使用する弾薬、銃身、重量は前述のホワイトディスペルと同じではあるものの、引き金の幅が狭いショートトリガー機構を採用する事により、連射性能を高めたつくりとなっている。

 そして、何よりも特筆すべき点はこの二丁の大型拳銃に採用される弾倉マガジンにあった。


「これ、複製式クローニング複列式弾倉ダブルカラムか?」

 

 複製式クローニングとは、側面に掘られた魔法陣の式によって弾薬を精製する事を可能とした弾倉を指す名称である。通常、自動拳銃は決められた数の弾薬を詰めた弾倉を挿す事により、弾を装填する仕組みなので残りの弾倉の数や装填した弾倉内の残弾数を計算しながら銃撃戦ガンファイトを繰り広げる事となる。だが、この複製式クローニング弾倉は違う。

 この弾倉は底部に収まったサンプルを元に、10秒に一発のペースで弾薬を精製し、撃つ弾が無くなる問題を解決した画期的な代物なのである。


 しかも、複列式弾倉ダブルカラムなので装弾数は一本につき、15発。さらに、元々装填されている物の他に、予備として同じ物が二本も用意されている。しっかりと考えて運用したのなら、よほどの事がない限り、スライドストップにより撃てなくなる、なんて事態は起こらないはずだ。


「いったいどうやって手に入れたんだよ......。こんなモン使った銃を持てるのは、ローマ教皇庁付きの騎士ナイトの称号をもらった奴くらいだろ」

「え、何? 凄いの、これ?」


 隣から覗きこんでいる鈴音は、いまいち理解できていない様子だ。なので、明嗣は装填したホワイトディスペルのスライドを引いて薬莢室チャンバーから弾を一発だけ取り出した後、素人でも分かりやすいように説明を始めた。

 

すげぇなんてモンじゃねぇよ......。良いか? この弾はな、当たれば一発で頭が吹き飛ぶし、胴体にドデカい風穴を空ける事ができる。ここまでは良いな?」

「うん。それくらいは理解できるよ。それで?」

「じゃあ、そんな弾を理論上無限に撃ち続ける事ができる銃があるとしたら?」

「そんなの、凄いに決まってるじゃん。あったら見てみたいよ」

「それが目の前のコイツらだ」

「え、本当!? 凄いじゃん!」

「そうだよ。だからこそ、どこで手に入れたのかをお聞かせ願いたいね」


 疑るような目付きで明嗣はアルバートへ視線を向ける。明嗣が疑いたくなるのも無理はない。

 先程、明嗣が言った通り、複製式クローニング弾倉はローマ教皇庁付きの騎士ナイトの称号を持つ者しか所持していない貴重な物だ。

 ローマ教皇庁はカトリック教会の総本山、つまり異教徒や神に背く者からこの世の者ならざる化け物まで、神に仇なす者は一切許さぬ者達が一同に集まる集団だ。その中で騎士ナイトの称号を授かる者は文字通りの狂信者と呼んでも差し支えない程に敬虔なカトリック信者であり、化け物専門の祓魔師エクソシストも兼任している。はっきりと言ってしまうなら、司祭が神に仇なす者、またはそれに類する化け物だと判決を下せば、容赦なくしてしまうような冷酷な掃除屋なのだ。そんな奴が使うような武器をいったいどうやって手に入れる事ができようか。


 考えられる可能性は三つある。一つ目はどこかで拾った事。しかし、銃規制が厳しい日本において、モデルガンならともかく、銃本体や弾倉だけがポツンと落ちていた、なんて事はいくらなんでも無理があるのでこれは除外して良いだろう。ならば二つ目、同業者の誰かから譲ってもらった。有り得なくはない話だが、人に譲るくらいなら自分で使うという者の方が多いと思われるので、これも除外。

 と、なると三つ目の――


「まさかコイツに発信機か何かが仕込まれていて、神の尖兵を気取った祓魔師エクソシストが俺の命を狙いにやってくる、なんてパターンじゃないよな?」


 そう。これがもっとも現実的かつ、納得しやすい選択肢。まんまと罠に嵌められて、相手の思惑通りに事が運んでいる可能性。

 明嗣は人間と吸血鬼の間に生まれた半吸血鬼ダンピール、主が作りたもうた創造物である生物の輪から外れた存在だ。カトリック教会の狂信者達にそんな奴が生きている事を許す道理があるだろうか? その答えは、明嗣の経験から言わせてもらうなら「否」である。

 

 なんなら、ロンドンにいた時にもローマ教皇庁の祓魔師とバッティングして大変な目にあった、なんて事もあったくらいだ。だからこそ、罠かもしれない目の前の銃を受け取れずにいた。そんな明嗣の疑念を感じたのか、アルバートは呆れたように溜息をついた。


「発信機の類が付いてる訳ねえだろ。これは見よう見まねで俺が作ったオリジナル弾倉マガジンだよ。ちゃんと機能する事も実験済みだ」

「……ははっ。すっげ」


 師匠からのお墨付きをもらった一点物オーダーメイドの自動大型拳銃。こんな上等な品をもらって喜ばない男子はいない。

 疑念が晴れた明嗣は目の前の銃を手に取り、銃把をしっかりと握り込む。初めて握ったのにも関わらず、ずっと一緒に戦ってきた相棒のように手に馴染むそれは、明嗣にとって最高の進級祝いとなった。

 新たな愛銃に合わせて用意されたホルスターを身につけた明嗣は、席を立ち外へと向かう。その背中へ、アルバートが声を掛けた。


「おい、試し撃ちはしなくていいのかよ?」

「いらねぇよ。問題あるなら俺に渡してない、だろ?」


 明嗣が答えると同時に、ドアベルがチリンと音を立ててドアが閉まった。

 外の様子はすっかりと日が落ちて暗くなっている。それは血に飢えた獣達が蠢き出す時間が始まった事を示していた。

 しかし、夜を明るく楽しもうと言わんばかり騒ぐ者達の溜まり場である繁華街の方は、クラブなどが放つ色とりどりのネオンの光で輝いている。その輝きに飲み込まれないようにフードを被った明嗣は、狩りの獲物を求めて歩き出した。

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