第35話はあり得ない事態になりました。
朝になり港では大騒ぎになっていた。
係留されていた大和2世が
忽然としていなくなる事案発生した。
あの巨体でまるで消えるように
いなくなった。
慌てる部下たちに落胆する
ゴーリ国王
「大和2世何処に行ったのだ。
俺とお前は
戦友ではなかったのか?
なぜ突然いなくなったのだ。」
戦友が突然いなくなり寂しさ
隠せない国王
その頃大和2世はある場所にいた。
ハザマ海峡の海底約
4000mにいた。
対峙するのは守護竜こと
7又竜であった。
大和2世はある事で相談しに
来ていた。
「7又竜殿殿実は相談事がある。
戦いは終わった。
だが我は戦う為の戦艦もはや
無用の長物であり
平和な今の世には不要なり。
だが戦友ゴーリの
役に立ちたい何か方法はないか?」
それに対して7又竜はしばし
考えてから返事するから
お待ちなさいと言い出し3日程
立ってからある案があると
言い出した。
「無辜の民を、救い罪なき魂に
安らかな眠りを与えし心優しき強者
大和2世よ。この方法ならゴーリ
と一緒にいられるし補佐も
出来よう。だが永遠の命はなくなり
寿命が尽きたらこの世を
去る事になる。それでも良いか?」
それに対して大和2世はこう答える。
「永遠の命などつまらぬしいらん。
むしろ限りある命でも戦友と共に
過ごせる限りある命の方が大事だ。
方法があるなら教えてくれ
如何なる代償でも払う」
それに対して7又竜は言う
「ならばここに孵らない卵が
あります。いずれ魔石と
なるでしょう。
ですが今なら間に合います。
あなたの魔石を
この卵に融合させれば
あなたは生ある生き物に
なれますし人化も出来ます。
ただし人化出来るまで10年は
かかります。あと人化
出来るのは女性のみになります。
7又竜はメスしか
生まれないのですよ。
よろしいですか?」
それに対して即了解した大和2世は
核に魔石を卵に融合させる。
そして約10年がたった。
その頃ゴーリはもう大和2世の事は
諦めて仕事に没頭するゴーリ
国王であった。だがそこに
ビックニュースが舞い込んだ。
大和2世が帰って来たのである。
皆の静止を振り切り慌てて港に
行く国王が見たのは
艦首に女性を乗せて来た
大和2世であった。
身長は高く腕は太い、足も太いが
無駄な筋肉では無くまるで戦士を、
彷彿させる体に優しい顔立ち
髪は白銀で腰まであった。
出迎える国王に対してその
女性はナデシコ・ヤマトと言った。
見た瞬間何かを感じた国王はまさか
そう思い聞いて見た。
「貴女は大和2世の
生まれ変わりなのか?」
それに対してこう答える。
わらわは大和2世の魔石と7又竜の卵を
融合して生まれ変わりました。
ですが7又竜はメスしか生まれないので
男性ではなく女性となってしまいました。
今は身も心も女性です。
寿命は約700年貴方の船になり
に来ました。」
それに対し私が櫓になろうと
言う国王の言葉を聞いた
重臣達は大喜びたちまち
各国に結婚する報告がされた。
戦友として海を駆け巡り幾多の
死線をくぐりぬけたものが
別な形で新しい船出を、
始めることになるとは誰もが
思わなかったろう?
だがこの船と櫓ならどんな
荒海も乗り越えられるだろう
皆がそう思いながら心より
祝福した。
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