第22話はカサンドラの最後と沈んだふりをする。

トトマス指令に伝令が届く。


「ブルーバレットドラゴン全滅隊長の

エンシャントブルーバレット

ドラゴンもやられました」


トトマス指令は次の指示を出す。


「残りの艦隊すべてを出撃させよ。

なにがなんでも大和二世を葬るのだ」


すでにカサンドラまで距離100キロ

以内に近づいた

大和2世だがまだ発射しない。

出撃したアースハザード帝国艦隊は

自分たちの射程距離に入ったと同時に

総攻撃を開始する。

それに応じて動き出した大和2世は

砲撃を、開始する。

負けじと反撃するアースハザード

帝国だが圧倒的な防御力の前に

ダメージらしきものが

まるでないし効き目がない。

だが大和2世は確実に残りの

敵艦隊を、沈めて行く。

残るは無敵要塞カサンドラそこに

魔鉄鋼弾が炸裂する。

だがダメージらしきもの無し

そこでゴーリが叫ぶ。


「大和2世オリハルコン蒸着

魔鉄鋼弾にチェンジだ。」


オリハルコン蒸着魔鉄鋼弾とは

魔鉄鋼弾に

オリハルコンをコーティングした

弾頭で硬度はアダマンタイトを

超える硬度を誇る。更に恐ろしい

速度で発射されるのでその破壊力は

想像もできない。

そしてその声に答える様に

返事が来る。

次の瞬間に発射される砲弾が

炸裂すると

アダマンタイト鋼の城壁を貫通し

城壁にヒビが入る。

次々発射されるオリハルコン蒸着

魔鉄鋼弾に耐えきれなくなり

瓦解する城壁逃げようとする

兵士達だが攻撃は無慈悲に続く。

瓦解する城壁に潰される兵士たちに

自慢の兵器さえまるで通じない。

こ、この化け物め死ね、死ね、

死んでくれと言いながら

息絶える者が続出した。1万を超える

艦隊に100匹の飛竜そして無数の

要塞兵器とあらゆる兵器があった

無敵要塞カサンドラが

ついに陥落する日が来た瞬間で

あった。そしてゴーリは言う。


「ついについに無敵要塞

カサンドラを、落としたぞ。

あとはアースハザード帝国

本城とガルマ・アースだけだ。


だがその前にやる事がある誠に

失礼だが大和2世海底に

潜んでくれないか?

今から煙幕を、張るから

沈没したように見せたい。」


それに対して何故と聞く大和2世

理由なければ嫌だと言いそうである。

それに対してゴーリはこう答える。


「アースハザード帝国の本城の

城下町には各国の人質に

なっている者が多数いる。

その者達を、救出したいのだ。」


そう言う理由なら無下にには

断れないと思い答える大和2世は


「それなら我も賛成じゃ今から海底に

潜む任せておけ名演技して見よう

ゴーリ殿」


そう言うが早いか大和2世の左舷から

偽の黒鉛があがる。

それに合わせてゆっくり傾きながら

沖合いに行き

まるで沈没していくようにしか

見えない演技を、する大和2世

なかなかの役者である。

その頃アースハザード帝国偵察部隊は

一部始終を、見ていた。


「本国に連絡無敵要塞カサンドラは

相打ちで大和2世撃沈せり」


本国に通信用魔石で伝える偵察員

まんまと騙されたことも知らず

通信は終わった。


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