第20話は敵は苦手な空からくる。

トトマス指令に伝令が届く。


「大和二世機雷エリア突破しました。

敵射程距離に入ります。」


すでに最大射程距離200キロ以内に

近づいた大和2世だがまだ

発射しない。

トトマス指令が叫ぶ。


「直ちにカサンドラ空竜部隊

ブルーバレットドラゴン出撃しろ

大和二世を灰燼に帰すのだ。」


直ちにブルーバレットドラゴンが

出撃する。

ブルーバレットドラゴンとは

アースハザード帝国が

所有する飛行戦力である。種族は

ブルーバレットドラゴンといい

青い火球を吐き出し攻撃する。

火球の射程は約20キロで

その炎は青白い炎で温度は推定

1万度と言われておりしかも

うろこは非常に硬く

魔導士の魔法では傷一つもつかない。

しかも動きが早く攻撃魔法を

充てるのが至難の業という

厄介な相手である。

それが100匹大和二世に向かって

飛んでくる。かつて飛行戦力に

沈められた大和二世には嫌な

相手である。だが過去とは

違い生まれ変わった大和二世には

もはや敵ではなかった。

急降下でブルーファイヤーを

吐き出しながら急旋回していく

ドラゴン部隊だが徐々に

その数を減らしていく。

対空戦闘を考慮して魔道機銃30mmが

左右合わせて58基搭載されており

その機銃が

次々とドラゴンを葬っていく。


「かつて航空戦力にはしてやられたが

この対空機銃すごい性能じゃ。」


うなる大和二世それも

そのはずである。

魔動機銃は魔道エネルギーを

弾丸として発射しており弾薬が尽きる

ことがない。

更に気配探知スキル搭載し

悪意、殺気を、感じると

自動で敵に攻撃する。

これにより大和二世に攻撃する

ドラゴン部隊は次々と

撃ち落されていく。

そしてひときわ大きな

ドラゴンが攻撃を仕掛けてくる。

魔道機銃が発射されるが

びくともしない。

確実に当たってはいるのだが

傷さえつかない。

そうしたら相手から返事があった。


「エンシャントブルーバレット

ドラゴンには通じないぞ。

大和二世覚悟せよ。

フラムブルーオブラートバレット」


次の瞬間巨大な青い火球が放たれ

艦尾後部に直撃する。

当たった場所は溶解していた。

驚く大和二世にゴーリが言った。


「あの火球温度は1万5千度は

こえてますぞ。

しかも魔力で包んでおりぶつかると

超高温のブレスがすべてを

焼き尽くす。ですが

ご安心を魔力注入します。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る