第2話は異世界に転移する。

その頃ヘブンスウォーター王国では

書かれた魔法陣に魔力を、注入する

のは宮廷大魔導師であり稀代の

錬金術師でもある

ゴーリ・マニサングである。

普通の宮廷魔道師1000人分の

魔力を持つと言われているが

自身が持たないので普段は封印

している。

だがそれでも宮廷魔道師100人分の

魔力を保持しているというから

すさまじいものである。

そして魔法陣は大きさは300mは

あろうかと言う大きさであり

姫の声に答えた者が

かなりの大きな者いや物なのは

ゴーリにも察しがついていた。


「かなりの大きさですね。

魔法陣自動作成

魔石使ったらいきなりこの大きさの

魔法陣作成するから

びっくりしましたよ。」


プリメア姫も


「どうやら人ではないようです。

確か付喪神といってましたから

異界の神様かもしれません。」


そんなこと話していたら魔法陣が

光り輝き何かか姿を表しだした。

そして現れたその姿を見て愕然と

するゴーリに落胆の顔色の

プリメア姫であった。

現れた物は赤錆と海藻と貝殻が

付着した正に鉄屑のような

船であった。


「確かに異界の神様かも知れないが

これは流石に?」


ゴーリも眉をしかめる。プリメア姫も

唖然としているし他の者達はなんとも

言えない顔していた。

だか唯一プリメア姫に答えてくれた物だし

声をかけてみた。


「あなたが付喪神様ですか?私は

ヘブンスウォーター王国の

プリメア姫といいます。

異界よりお越しいただきありがとう

ございます。

歓迎いたします。」


その問いに対して


「われは大和と言う戦う為に

作られた船であった。今はただの

鉄屑同然な物だか出来る範囲で

力を貸そう」


何故かその言葉に力強いモノを感じた

ゴーリは聞いてみた。


「もしよろしければあなたの意思を

こちらの魔石に移し変えあなた様に

新たな依代を、授けたいと

思いますがいかがでしょう?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る