第17話


聞き覚えのある声…まさかと思って振り返ると


「 あッ!…… 」


西島先輩


なんか気まずくて声が出なくなってしまって、少しだけペコリとお辞儀をした。


「 やっと見つけた! 後ろ姿だったけど声ですぐにわかったよ 」


なんなの!?…


「 さっきの入部の件でさ、ちょっとだけ時間いいかなぁ… 」


ちょっとだけって言われても…


「 部活のことなら私は、ギターも、ドラムもキーボードも、何も出来ないし、音符だってわからないし、だから、何度言われても無駄です!…あ、あの、私、失礼します!さよなら! 」


走り去ろうとした時だった、また…私の腕があの人の手の中にキツく押さえられた。


はっ!……


咄嗟に振り向き、私は…


 「 いい加減にしてください! 」


『 バシッ! 』


彼の頬を叩いてしまった…


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